いつか必ず燃やしてやる５【ツイステ】

踏み抜いてます ページ9

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オーバーブロットしたアズール先輩の身体から以前同様ブロットの化身が出ている




「ふな゛っ！アイツ、足がタコになったんだゾ！」

「あれが、海のなかでのアズールの姿です」



マジカルペンを構えてアズール先輩を見据えた



「あの後ろの何？オレでも絞められないほどデカイ！」

「あれはブロットの化身ですフロイド先輩！」

「ブロットの化身？？？」

「そんなことより今はアズールを正気に戻すことが最優先だ」

「じゃないと、オレたちもイソギンチャクにされちまうッス！」



ああもう面倒臭いなと私は背負っている剣を抜いた



「えっ？サメちゃんなにその姿？？」

「え？私悪魔だって知りません？」

「え？それって噂になってたやつでしょ？？
あれって悪魔みたいって話じゃねぇの？？」

「いや悪魔みたいというか見ての通り普通に悪魔」

「そこ無駄話多いッス！！」



悪魔の姿になったらフロイド先輩もジェイド先輩も目を見開いてポカーンとしていた



「まともに見るのは俺も初めてだな」

「オーバーブロット時の記憶ないんでしたっけ？レオナさん」

「ねぇな」



俺もあんなんなってたのかよ、と嫌そうな顔してアズール先輩を見るレオナさん



「………悪魔のお前も良いんじゃねぇか？」

「……やめてくれます？そういうの今言うの」

「はいそこイチャつくのはナシッスよ！！？
オレら結構な窮地に立たされてるの分かってるんスか！
さっきからAくんを中心に無駄なことやってる人多いッスけど！！！」

「何ですか私がみんなをダメにするみたいな発言」

「実際そうでしょ！」



別にレオナさんにもフロイド先輩たちにも自ら絡みに行ってないのに！



「オーバーブロット連続３件目って…
僕今年厄年なのかな？？？」

「ユウ気をしっかり持って！！？」



ええい、こうしてる場合じゃない！と私は剣を握りしめアズール先輩を睨む

オーバーブロットした時のことで覚えているのは、ただ全部が真っ黒になって、底知れぬ破壊衝動があったとあの後私やラギー先輩にだけレオナさんは語った
多分それはレオナさんの負の感情が"破壊"に偏っていたから
となるとアズール先輩の場合



「取引しましょうよ、僕と取引しましょうよぉ………」

「いつものアズールとだったら取引してもいいけど今のアズールとはイヤだな」

「ええ、同感です」

「他者から力をを奪うことに特化した欲って感じか…」



これまた面倒なユニーク魔法ですね、アズール先輩



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