十二話 ページ13
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「ふふ、あはは、、、!」
なんだかこの賑やかさが懐かしい故に、重度の伽羅崩壊を承知の上で吹き出した。
「芥川君…?」
「芥川ってあんな顔出来たんだな…。」
「煩い人虎黙れ。」
今からでも謝りたい。
芥川さんの顔でこれは流石にいけなかった。
「ふふ、その顔で、、、笑い方親友なのは、、ふはっ、」
親友まで笑い出してしまった。
まぁまぁ、、、いいか。
ザザッ――――――『敵組織殲滅、繰り返す、敵組織殲滅。』
「太宰さん、、、」
「そろそろ頃合いだね、」
マフィアによる抗争も慣れてきたら終わりが近づくにつれてそれを体感で感じ取れるようになるらしい。
太宰さん曰くだが、、、。
「さて、胡蝶の夢は本当にマフィアに入らなくていいのだね?」
太宰さん…、凄い勧誘しますね。
そんなに情報がほしいのなら僕でもいいのではないでしょうか。
「先ほども言ったようにお断りします。」
うんうん、きっぱり断っといてくれ。
って、違う違う。
僕は何がしたいんだかよくわからなくなってきた。
「でも、これから雫はどうするんだ?」
これからもこの世界で生きるのならば、そこだけは知っておきたい。
「そうだね、、、私は―――――――――」
その答えを聞いて僕は、、、
素直に親友らしいな、そう感じた。
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作者名:雨川秋 | 作成日時:2023年10月24日 0時