第十三話 ページ13
『少し小腹が空いてしまったのですが、なにかオススメありますか?』
「ハムサ「あっ!それなら、チョコケーキが美味しいよ!!」
コナンくんの謎のオススメ。
くそぉ、話をしなかった事への復讐か…!?
私は、昼飯を食べていないことで、本当にお腹が空いているのと同時に、ここに来たなら、是非とも有名なハムサンド食べて帰りたいと思うのは当たり前だと思う!
安室さんもハムサンドと言いかけていたにも関わらず、無茶な被せ方をして…
少年の見た目ならなんでも許されると思うなよっ!!
『チョコケーキ、とっても美味しそうだね…でも、私、昼ごはんを食べ損ねちゃってるから、ご飯ものだと嬉しいかなぁ…』
「それなら、ハムサンドはいかがですか?」
『あ、じゃあ、それで、お願いします』
さすが、あむぴである。
私が食べたいものを察してくれてありがとう。
というか、原作でもチョコケーキがオススメとか聞いたことないんですけど(笑)
『あ、安室さんが作るんですか?』
「はい、そうですよ」
「安室さんは凄い料理が上手なんだよ!!」
あくまで、安室さん・コナンくんのことを知らない体なので、こんな当たり前の質問をする。
それにしても、この世界のイケメン共はどうしてこんなにも料理が上手なんだろう…
女としての立場がないよ…
ハムサンドを作るのは、もちろん手馴れており、ほんの数分で出された。
『わあ、いい匂いですね。いただきます』
あむぴの手料理、いや、降谷さんの貴重な手料理…
しっかり味わって食べよう!!
一口ゆっくりと齧ると、口の中で広がる幸せ。
ああ、ほんと、美味しい。
これは、ただのハムサンドではない…
あむぴにしか作れない、魔法のサンドだ…
「どうですか?」
『………おいしい、です』
私はハムサンドを味わうことに集中し、安室さんとコナンくんの他愛もない話をBGMに、贅沢な時間と味を存分に味わった。
10人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:海扇 | 作成日時:2019年7月18日 17時