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第十四話 ページ14

「ただいま、帰りました」
「梓さん、おかえりなさい」

「あ、コナンくんとそちらは?」

ああ、ポアロの天使が買い出しから帰ってきたようだ。

『はじめまして、AAです』

梓さんは自分の自己紹介のあと、私の手を取りにこりと微笑んでくれた。

ああ、これは、癒やしだ…


「あ、そういえばAお姉さんね、ここでアルバイトしたいんだって!」

そうだ!コナンくん!!
私の本来の目的は働き先探しである。
降谷さんの衝撃で本来の目的を完全に見失っていた。

ただし、ここで働きたいとは言ってないからね
あくまでいい所ある?って聞いただけだからね
うん、捏造はよろしくないよ


「え?ほんとですか!!とっても助かります!人手不足なんですよ…でも、バイト募集すると安室さんのファンしか来なくて…本当に困ってたんです!」

『…私でよければ、雇っていただけると嬉しいです』
「ぜひぜひ!!さっそくマスターに連絡しなきゃ!」

まさか、ポアロで働くとは、思っていなかったが、ある意味ここは安全かもしれない。

赤井さんと一緒に住み、同僚は降谷さん、コナンくんが近所にいる。
セ〇ムもびっくりのセキュリティの高さ(笑)

そして、何より降谷さんの仕事ぶりが見られるという特大特典付きでもある。


「これからよろしくお願いしますね」
『は、はい、こちらこそ』

一連の出来事を静観していた安室さんに微笑みとありがたいお言葉を頂いた。

安室さんのこの表情ならめちゃくちゃ黒に見られてるということはないだろう…




おっと、やばい…
今日、夕飯作らないといけないんだった

いつの間にか、店の外は夕焼けの景色となっており、そろそろ家に帰った方が良いと判断した

『すみません、私そろそろ帰りますね…お会計お願いします』

安室さんがレジを対応をしてくれる。


私の1番好きな表情はこんな王子様スマイルではないけど、これも彼の仕事の一面だと思うと尊敬に値する。


『また、マスターにも挨拶をしたいので、明日、もしくは明後日にはこちらに伺いますね』
「はい、お待ちしております」

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設定タグ:名探偵コナン , 降谷零 , 安室透   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:海扇 | 作成日時:2019年7月18日 17時

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