飼い主とおじさん (ページ2)

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暇。
本当に暇。
今なら6期くらいあるアニメ三周できる自信あるわ俺。
『おい飼い主構えよ』
「どしたんブサ猫ぉ」
『捻り潰すぞバ飼い主』
「猫パンチ？eスポ大会優勝した拙者へのご褒美ですかな？！」
『もうダメだコイツ』
てかなにかしてねぇと落ち着かねぇな
洗濯はさっきした、洗い物はない、家は綺麗にしてある、床も綺麗、買い物も行った
『おいバカの飼い主、バ飼い主痛ぇか今度は猫のキックだぞ』
「お腹空いた？」
『空いてねぇよ』
「おk、私良い猫缶手に入れたから出してくるね」
『要らねって』
外出るか…
『散歩してくる』

『確かこの辺に猫集会が…』
「ポン太の兄貴！」
沢山の面倒臭そうな猫に絡まれてしまった
「どこに言ってたんすか！兄貴の飼い主は超ド級のアホでいつでも出入り可能なんすよね？今までどこに居たんすか！？」
『知らねぇよ、俺今ポン太じゃなくて安元だし』
「ぇ、いやそのサイズ、柄、確実にポン太さんじゃないっすか」
『いやコレポン太じゃないの、中身おっさんなの』
『てかソイツの声も俺の知り合いの人間に似てるな』
すると別の妙に落ち着いた猫が出てくる
「じゃあ、ホントに安元さん何ですね？」
『誰だお前』
「内山昂輝です」
『おー！うっちーまで猫になったか』
「僕の飼い主猫の動作とかをもっと上品にしたいらしくて…練習がキツかったので逃げてきました」
『分かる、俺の飼い主も超ド級のアホで料理はしないわゴミは出さないわで逃げたかったんだよ』
「ポン太見つけた！…猫集会中？ごめんね？人間が急に来て」
『逃げるな、コイツはアホの癖に猫に異常な愛情持ってるから死ぬまで追ってくるぞ』
「はいコレ、みんな分の猫缶」
「ポン太がいっつもココ来て集会するから気になってたの」
『俺が毒味する』
全ての缶には何も入ってなかったのを確認し、一つ一つ猫達に渡していく
『おい飼い主』
「ぇ猫って喋ったっけ」
『俺喋れてる？』
「喋れてる…」
『なんで？』
「知らん」
二足歩行の次は言語が話せるようになった
よし、順調だ。
このまま人間に戻ってくれたら良いが…
あっちの俺どうしようなぁ