ヒロインもどき TH

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GR ｢お疲れ様でーす｣









さっきテヒョンさんに話しかけた時より何だか砕けた話し方で挨拶をしてくる彼女









私も、お疲れ様です、と挨拶を返した









それだけで終わりだと思ってたのにその人は私に近づいて

何だか不敵なという言葉が似合う笑みを浮かべた









GR ｢必死、でしたね〜(笑)｣









｢っ、！｣









私が考えていたことがわかるのか

いや、見ている人に伝わってしまうくらい必死だったんだ









それでと面と向かって言われたことは初めてで頭が上手く回らない









GR ｢ぜーんぶ必死(笑)

歌も、ダンスも、









テヒョンさん、にも、｣









その声にもその目にもゾッとしてこんな感覚久しぶりだと思った









GR ｢スタッフさんから聞いたんですけど、ユンギさんのこと追いかけ回してたんでしょ？



所詮脇役以下のくせに(笑)

全く見てもらえなかったらしいですね(笑)









どうせ、テヒョンさんだって同じですよ(笑)｣









｢、うるさ、ぃ、、、え、｣









GR ｢ヒロインなんてきどれるわけないのよ｣









もうこの人から離れたくてメイクさんの肩を押して視界が開けた時









私の視界に入ってくるのはやっぱりあなたで









こっちを見て少しだけ驚いた顔をしていて









私はまた彼から逃げるように立ち去った

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