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あれから1週間経っても彼は見つからなかった
毎日彼の家に行った
24時に近づくまでずっと彼の家の前で待ち続けた
大学にも来ていない
運が悪いのか、この1週間はソクジンさんにも会えなかった
大学に行って、バイトして、ユンギさんさんの家に向かって
そんな生活を続けていたんだ
「もう、50分」
3月7日
スマホを見ればもう23時50分になっていて
あと10分もすれば日付が変わってしまう時間になってしまった
「今日も、帰ってこない、」
仕方がなくいつものように彼の住むアパートから出る
「、どこ、行ったの、」
「あれ?Aヌナ?」
アパートを出てからすぐに聞き覚えのある声に少し驚く
「え、、ジミン、くん、、、」
JM 「久しぶりだね、ヌナ」
そこにはあの日以来会っていなかったジミンくんがいた
「ジミンくん!!!心配してたんだよ?いきなりバイト辞めて!
ていうか、こんな時間に何してるの?危ないでしょ?」
私はつくづくお節介焼きなんだと思う
それでとやっぱりまだ高校生の彼のことは心配だった
JM 「アハハ、相変わらずだねヌナ」
そんな私にジミンくんも苦笑いだ
JM 「ヌナこそ、こんな時間にどうしたの?」
「あ、いや、」
JM 「ヌナ、遅いけど、少しだけ話さない?」
「え、でも時間、!」
JM 「大丈夫だから、
話そ?」
そう言うジミンくんに何となく逆らってはいけない気がした
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Q(プロフ) - すごく引き込まれました…そしてユンギさんの代償は五感のうちどれか、というより全部?ジミンちゃんがただの遊びで鬼を追ってるのかも気になりました!!前の「あなただけで~」もめちゃくちゃ好きな話だったので、これからも頑張ってください!!! (2021年2月8日 15時) (レス) id: f8bc6e95fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:いのみづちゃん | 作成日時:2021年1月20日 19時