【オリジナル】正反対の双子Ⅰ【合作】 (ページ30)

今日:2 hit、昨日:2 hit、合計:6,503 hit

#15【陽月葵】ページ30

・

『……御白?』

俺は扉を開けて第一声がこれだった。

この光景を見て、俺は硬直した。

「おう、蒼氷じゃねぇか。やっぱお前の兄貴って手応えn((『黙れ』

俺は不良との距離を一瞬で詰め、こめかみを蹴り飛ばした。

蹴られた奴がグラつき、そこを狙って鳩尾を蹴り飛ばした。

「このっ…」

それでもまだ動く不良。

俺は頭を掴んで顎に膝蹴りを入れる。

『とっととくたばれ』

俺は蹌踉めく不良にトドメを入れるかの様に、回し蹴りを入れた。

「ｶﾞｯ…」

回し蹴りが決め手となったのか、吹っ飛ばされて壁にドンッと背中をぶつけた。

『…まだやるか、テメェ等』

「( いつもと違う、冷たい目をしてる… )」

「( 怖い…逆らったら殺される… )」

不良共はビビって、俺を見て後退って行った。

俺は冷たくコイツ等を見つめる。

「すっ、すみませんでした…っ!!」

「許して下さいっ!!」

と、気絶している最初の不良を置いて、残りは逃げて行った。

『…御白…守れなくてすまん』

俺は気絶しているだろうと、御白の方を見る。

…だが御白は、痛い部分を抑えて、虚ろな目をしていた。

・