【オリジナル】正反対の双子Ⅰ【合作】 (ページ23)

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#11【陽月御白】ページ23

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「御白を傷付ける奴等は…俺が絶対に許さねぇ」

葵はそう言うと、来た人たちに膝蹴り？をいれた。
何かが折れるような音がした。
少し、怖かったけれど、守ってくれるのがわかって嬉しかった。

「おっ、お前等やれっ!!」

「はっ…!!」

もっと人数が増えた。葵は僕を気にせず戦ってくれている。

「(ああ。僕がもっと強かったら、葵を守れたんだろうか。)」

そんな思いが頭をよぎる。

「何人出て来ようと同じなんだよ…テメェ等は俺にぶっ潰されるんだよ、いい加減分かれ」

葵は冷たくそう言い放った。

「全員失せろ、このクズ共が」

葵はそう言って、どんどんと攻撃していく。

「(僕のせいで…。僕が巻き込まれなければ)」

葵を…あの人数を、傷付けることはなかったのに。

「っ、ﾁｯ…覚えてろよ蒼氷!!」

さっき来た人たちは、捨て台詞を吐いて退散していった。

「…ふぅ…」

葵はそういって元に戻っていったようだ。
僕の顔はぐちゃぐちゃになっているだろうな。

「(僕のせいで、葵の手が汚れた。)」

辛いのは僕じゃ無いのにどうしてないてしまうんだろう。