【名前変換オリジナル】Happy Valentine DayⅠ (ページ5)

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次の日__

「…あ、Aおはよー」

『おはよ、流羽』

偶然にも登校中、流羽と遭遇した。

暗黙の了解かの様に、私達は肩を並べて歩き始めた。

『あのさ、課題面倒くさかったよね』

「あーね。めっちゃ面倒くさい。…てか、それLINAで話した内容みたいだね」

『良いでしょ、別に。事実なんだからさ』

「…まぁ、確かに事実」

課題の話題だけでも、こんなに話せるなんて…こういう時だけ、課題に感謝。

「あれ、今日ってさ…小テスト?」

『…あー…ヤバ、テス勉してない…』

「だろうと思った。大体そうでしょ、Aはさ」

『まぁそうだけど…』

小テストの事なんて、頭に記憶していなかった。

…これはかなりヤバい。

「始まるまで時間は沢山あるし。何とかなるっしょ」

『ならないよー。…だって、3時限目でしょ?』

「うん、3時限目。それまで時間あるから」

私の頭脳じゃ、3時限目までに色々復習して記憶する事は、不可能に近い。

「じゃあ、俺が休憩時間を使って、Aに教えよっか?」

『…え?』

「だってAの顔に“無理”って書いてあるんだもん。だったら、俺が覚えられる様に、教えてあげるって言ってるんだけど?」

『……じゃあ、よろしく…』

私は顔を逸らした。

今絶対顔赤い。

…恥ずかしいから、見られたくない。

「あ、学校着いたよ」

『…だね』

「急いで向かうか。チャイム鳴る前に入るぞ」

『うん…』

私は流羽に手を引っ張られ、校内に入った。

…この行為がどんなに話題にされるのか、今の私は分からなかった。

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