【d!】脅威は少女を拾ったらしい【zm】 (ページ43)

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30分後__

zm「…ふぅ〜!やっと終わった〜!」

『お疲れ様、ゾムお兄ちゃん!』

ゾムお兄ちゃんは僕の頭を撫でてくれた。

zm「あ、そうや。テレビとか見ぃひん?」

『え、良いの…?』

zm「おん、ええで!」

ゾムお兄ちゃんは本当優しい。

テレビなんて…もういつ振りなんだろ。

zm「よいしょ、っと」

ゾムお兄ちゃんは僕を抱き抱え、ソファーに一緒に座る。

勿論太腿の上。

zm「何かやってへんかなぁ〜」

チャンネルを変えてる途中、あるニュースが目に入った。

『…パパとママだ…』

zm「逮捕されたん…?え、マジで?」

難しい漢字は読めない。

『ゾムお兄ちゃん、このニュースどういう事?』

zm「えっとな…まず、Aのパパとママは、捕まったんや。理由としては、パパはAやもう1人の子供…瑠衣、やっけ?2人に暴力を振るった事が、警察にバレたっぽいな」

瑠衣…ママが抱きしめた子。

zm「ママの方は…パパの共犯というか…協力者やったんや。瑠衣の方に暴力を振るったらしいんや」

『あの優しいママが…?』

信じられない。

…でも、僕は、もう関係ないかもしれない。

zm「俺はこんな酷い事せぇへんから。ずっとに暮らしてて、分かったやろ?」

『うん、分かってる。僕はゾムお兄ちゃんを疑ってないよ』

zm「それは嬉しいな。ありがと、A!」

『どう致しまして』

合ってるか分からないけど、返してみる。

その後、他のチャンネルに回して、テレビに熱中した。

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