【d!】脅威は少女を拾ったらしい【zm】 (ページ29)

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– zm side –

俺はAの上目遣いを目の当たりにして、ギュッと抱きしめた。

ショッピ君やシッマ、シャオロンが居るというのに。

『ゾムお兄ちゃ〜ん…?』

ｷﾞｭｰ__

zm「…A」

『どうしたの?』

zm「大好きやで」

俺はAを見て、そう言った。

shp「え、ゾムさん!?」

kn「どしたんお前!!」

sha「ゾム…お前…!」

zm「…あれ、俺何言って…」

俺は何を言ったか思い出した。

良く考えれば、何言って…。

『ぞ、ゾムお兄ちゃん…』

zm「え、あ…すまん…」

顔が熱い。

きっと俺は今、めっちゃ赤いやろうな…。

はっず。

zm「で、でも俺は…“大好き”ってのは本当やで…?」

『!!』

Aは驚いた表情をしたまま、固まった。

ショッピ君達はどっちを想像してるやろ。

“家族”の意味で、大好きなのか。

“男女”の意味で、大好きなのか。

zm「ショッピ君達、どっちで想像しとる?」

shp「え、それは…ねぇ?」

kn「うん…どっちやろうなぁ?」

sha「どっちやろねぇ?」

コイツ等…誤魔化しやがったな。

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