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#14 ページ15
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『っ、はぁ、はぁ…』
zm「A…」
ゾムお兄ちゃんは僕の頭を撫でる。
zm「良く頑張ったな。偉いで」
『うん…僕、頑張ったよ…』
僕はゾムお兄ちゃんを抱きしめて、泣きついた。
正直、ゾムお兄ちゃんが侮辱された時、初めて怒りが沸いた。
パパの変わらない威圧感に、押し潰されそうになった。
けど、僕は頑張れた。
ゾムお兄ちゃんの為に。
『…ｸﾞｽｯ…』
zm「ほらほら、泣くんちゃうぞ。此処は、いつもの笑顔や!」
『…うん…!』
僕はゾムお兄ちゃんに向かって、笑顔を向けた。
zm「Aはそれが1番や。もうアイツの事は忘れてええよ。何かあったら、俺が守ったるからな」
『ありがと…ゾムお兄ちゃん…!』
僕とゾムお兄ちゃん、そしてパパの会話を聞いた周りの人達も、泣いていた。
貰い泣きかもしれない。
もうパパの事なんて、忘れてしまいたい。
でも、パパのお陰で、ゾムお兄ちゃんに会えた。
それだけは感謝してる。
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作者名：透 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/02b71222995/
作成日時：2021年8月15日 9時
