【名前変換オリジナル】儚い恋を夏休みに (ページ8)

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次の日__

『それじゃあ、行って来ます』

「ええ、行ってらっしゃい」

俺は家を出て、高校に向かった。

叶恵はいつも、俺が高校に着いた時にはもう居る。

だから、叶恵の家に向かわなくても、大丈夫だと思っていた(・・・・・)。

ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗ__

『おはよう御座います』

俺は挨拶して、教室に入る。

『…あれ?』

叶恵が来ていない。

「あ、A君」

クラスの女子が話しかけて来た。

『何?』

「叶恵ちゃん…朝から動けないんだって…」

この女子は、叶恵の親と自身の親で、連絡を取り合ってるらしい。

親によると、持病が悪化して動けないらしい。

『…叶恵…』

「A君…叶恵ちゃんと仲良いから。じゃあ私は席に戻るね」

『あぁ、ありがとう』

良く見ていたのか、俺と仲良いと分かったっぽい。

…心配だ。

『今は無理だな…』

今直ぐに向かいたかった。

だが、もう授業が始まってしまう。

俺は席に座り、授業の準備をしていた。

「…(名前の苗字)、宮野から伝言だ」

担任が俺の元に来る。

『伝言…ですか?』

「あぁ、伝言とはな…」

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