【オリジナル】ハッカー兼情報屋 (ページ11)

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ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ__

「星羅、鳴ったぞ」

「分かってますよーだ」

未だに波瑠と星羅の喧嘩が止まない。

会わせるの間違ったな。

『星羅、また後で』

「はーい!それでは失礼しま〜す!」

「もう二度と来んな」

「黙れ波瑠」

星羅は笑顔で言い放った。

そして、ダッシュで教室に戻って行った。

「ったく、アイツ…次会ったら殺そうかな」

『波瑠、収まれよ』

「…分かった。席戻るか」

俺等は席に戻った。

俺は今日の時間割が書いてある黒板を見る。

『…今日、技術の授業あるじゃん』

「マジで?俺苦手なんだよな…」

『席って出席番号順?だったら俺波瑠に教えられるぞ』

「よし!出席番号順だぞ!」

『良かったな波瑠』

俺は偽名が青崎、波瑠は相田。

だから隣同士になる。

「皆おはよう」

「『おはよう御座います』」

俺含めたクラスメイトが先生に挨拶を返す。

「青崎さんマスクとフードしてるのか…」

『何でちょっと残念そうなんですか』

「イケメン顔が拝めないからな」

『拝めるって…』

先生までどうしたんだ。

クラス崩壊するぞ。

「先生そうですよね!」

「イケメン顔が勿体無いですよね!」

共感を求めるクラスメイト。

『お前等マジか…』

「心来てからクラス変わったな」

『そうなのか?』

「あぁ、心来る前はクソ真面目なクラスだったからな」

「青崎さんが来てくれたお陰で、面白いクラスになったんだよ!」

「ありがとうね!」

『お、おう…』

波瑠やクラスメイトからお礼されて、俺は困ってしまった。

「おい待て、俺の授業とか面白くないって事に聞こえるぞ」

『そう言ったんじゃないですか?』

「ショックだな…」

俺は授業の事を思い出した。

『先生、技術の授業の時って、自分のパソコン使っちゃダメですか?』

「ん?あぁ、そうだな…」

担任の先生は技術の担当。

だから相談が出来るし、持ち込む事を許可してもらってる。

「使っても良いぞ」

『ありがとう御座います』

俺はニコッと笑った。

「ｸﾞﾊｯ…あ、青崎さん…先生天に召されるから…」

『す、すみませんw』

ちょっとやってみたかった。

「ｺﾞﾎﾝ…学校のパソコンにあるアプリとか、青崎さんのパソコンに無かったら、学校の使ってほしい」

『なら学校のパソコンのアプリ、ダウンロードしておくんで』

「お、おう、分かった。それじゃあ朝学活して、早めにコンピュータ室に行くぞ」

『はーい」

俺等は朝学活を早めに終わし、コンピュータ室に向かった。

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