【d!】陰キャの裏の顔 (ページ5)

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『はぁ、やっと帰れる…』

今は全て授業が終わって、帰ろうとしている。

「A〜!」

『来るんじゃねぇって』

また馬鹿姉貴に絡まれた。

「一緒に帰ろ?」

『嫌』

「何で?」

『お前が嫌いだから。以上』

俺は愛瑠を無視して、家に帰った。

夜10時__

『ふぅ…仕事か』

俺は夜に彷徨う害悪能力者を消す仕事をしている。

その時に雷神や雷鳥と共に仕事をしている。

『行くぞ』

雷神「分かった」

雷鳥「了解です」

俺はフードを外して、雷鳥の上に乗って空を浮遊する。

表の姿と裏の姿の切り替えの為に、フードの使い分けをしている。

雷神「A、あそこから反応が」

『OK、雷鳥、あそこに止まってくれ』

雷鳥「了解致しました」

雷鳥は猛スピードで降下して行く。

『…っと』

無事着地して、雷鳴(剣)を生成する。

「誰だてめぇ…」

『俺は雷の支配者だ。害悪能力者であるお前を消させてもらう。勿論、拒否権は無い』

「ふざけんなよっ!」

害悪能力者は俺に飛びかかって来る。

『雷鳴【爆発】』

雷鳴は特殊で、雷を生成してその雷をどうするか、自由に出来る。

だからさっきみたいに、爆発だって可能。

「あがっ…!」

害悪能力者は死ぬ時、存在が消される。

どうせ死ぬ奴は消されたってどうにも思わない。

『…仕事は終わりか?』

雷神「終了だ」

雷鳥「お疲れ様です」

『それじゃあ帰るぞ』

雷神と雷鳥は空気に溶け込んだ。

他の一般人に見られては、困るからだ。

俺は家に入る前にちゃんと、フードを被った。

愛瑠も母さんも父さんも寝てるであろう。

俺は音を立てない様に、部屋も戻った。

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