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#7 ページ8
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『ただいま〜』
挨拶しても何も反応が無い。
リビングに向かうと、机の上に手紙が置いてあった。
『何々…［散歩行って来る］…これ、お爺ちゃんの字だ』
だから何も反応が無かったのか。
ふと窓の方に目を向けると
ﾁﾘｰﾝ__
風鈴が、嬉しそうに揺れていた。
『ホント、鈴の感情とリンクしてるみたいだ』
僕は風鈴に微笑んだ。
ﾁﾘｰﾝ__
それに返すかの様に、揺れている。
『さてと、花火大会に誘えた事だし、安心して色々取り組めるな』
誘ったとしても“断られたらどうしよう”って、ずっと不安だった。
でも、今日でそれが解決したんだ。
『って、明日課題提出あるじゃん!ヤベッ、やんないと!』
僕は急いで2階に上がって、課題を急いでやった。
ﾁﾘｰﾝ__
そんな僕を見て、少し笑いを含んだ応援の音が聞こえて来た。
・
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作者名：透 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/02b71222995/
作成日時：2021年7月1日 10時
