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次の日__
『行って来まーす』
「行ってらっしゃい。気を付けるんやぞ」
お爺ちゃんに挨拶して、今日も学校に向かう。
「よぉーす、A」
後ろから声をかけられたかと思ったら、肩に腕が乗って来る。
『…拓海、何の用?』
「ちぇ…一緒に登校したかっただけだ」
その時、拓海は悪魔の様な笑みを浮かべて
「早くしないと、奪っちゃうからね」
と、耳元で囁いた。
『は!?』
「じゃーな、また教室で」
拓海はニヤニヤしながら、走って行った。
気付いたら僕は、顔が熱かった。
『アイツ…!』
この三角関係を笑っている。
“奪っちゃう”って事は、まだ僕にも希望がある。
今日の放課後でも良い。
鈴を誘ってみよう。
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作者名：透 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/02b71222995/
作成日時：2021年7月1日 10時
