【オリジナル】ある神様が、十個の力を取り戻すまで (ページ35)

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#34 ページ35

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『ん…おはよ〜…』

目を覚ましてベッドから降りると、オーブが浮かんでいた。

そして、窓から見える塀の所に猫が居た。

『(猫が持って来たのか…?まぁ、良い)』

俺はオーブに触れた。

ー【爆発支配】ー

ありとあらゆる物を爆発出来る能力

爆発時間を操る事も可

残りの力、三個

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『結構戻って来たな…』

その時俺は、ある事を思い出した。

『…千都、もう起きたのか?』

千都が居なかった。

でも、前から千都は起きるのが遅い。

『(起きてる説は低いな)』

その時、あの猫が手紙を落とした。

『俺に?』

《にゃ〜ん》

“そうだよ”って言ったんだろうか。

猫は塀を渡って、何処かに行ってしまった。

俺は手紙を開いた。

［荒川千都を人質に取った。返してほしければ、街の中心地に来い］

多分死神だろう。

俺は人質に取られた千都を助ける為、街の中心地に向かった。

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