【オリジナル】ある神様が、十個の力を取り戻すまで (ページ19)

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次の日__

『さてと…今日も行きますか』

いつも通り家を出る。

「よっ、A!」

『昨日振りだな、千都』

昨日の様子は何処行ったんだろう。

もう元気だった。

「今から行くのか?」

『あぁ、絶対に欠かせない行動だしな』

その時

「おはよう御座います。少しお話し良いですか?」

と、声をかけられた。

『俺等ですか?』

「左様で御座います」

俺と千都は目を見合わせ、その人の話を聞く事にした。

「私は“Darkness Organization 神様の救い”という団体の者です。良かったら、見学だけでもどうですか?」

『あぁ、それは間に合ってるんで』

「そうだな」

俺と千都は勧誘者を無視して歩き始めた。

正直、闇組織なんて興味が無いし、俺自身が神だから必要無い。

「この事は強制を意味するので、一応逆らわないでほしかったですよ」

勧誘者の笑いを含んだ声と共に、俺等の真下が抜け落ちた。

そして、吸い込まれるかの様なスピードで落とされた。

【浮遊支配】が間に合わなかった。

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