【名前変換オリジナル】それは絶対に叶ってはいけない恋 (ページ2)

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[蒼井颯太指名手配]

『…この青年、中々捕まりませんね』

私は指名手配のチラシを見て、横に居る先輩に話しかける。

「そうだね。早く捕まえたい所だけど、目撃情報が無いからなぁ」

『これでは被害者が増えるばかり…』

17という若さで、連続殺人鬼(シリアルキラー)になった青年を追っている。

でも、中々尻尾を出さず、我々警察も颯太を見た事が無い。

『(相当賢いんだろうな…)』

休憩を終了し、先輩と共に聞き込み調査に出向く。

『この辺で、この青年を見かけませんでしたか?』

「う～ん…分からないわ…」

「何か分かったら、警察にご連絡下さい」

どんな年齢層に聞いても、情報を掴めない。

いつも捜査が難航する。

「本当に何処に潜伏しているんだろう」

と、先輩が呟く。

『そうですね…』

空を見上げて、青年の事を考える。

『(颯太君…イケメンだったから、道を踏み外さなければ良い方向に向かってたのになぁ)』

「瀬川さん、今日はもう遅いから署に戻ろう」

『分かりました』

気付いたら日が暮れていた。

今日もまた、被害者が出来てしまう。

「見つけた…俺の追い求めて来た、理想的な女性…」

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