【d!】未来予知夢と少年【rb】 (ページ3)

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rb「っは!」

目が覚め、息を整える。

rb「また…あの夢か…」

俺は2日前から、“謎の少年を追いかける”という夢を見ている。

そして、いつも目を覚ますと、汗びっしょりになっている。

rb「…取り敢えず、身体拭くかぁ」

パジャマを脱ぎ、タオルで身体を拭く。

そして、学校の為、着替える。

rb「あぁ後、これもやな」

“天”と書かれた雑面を頭の横に付ける。

雑面に付いてる紐を、鏡を見ながら結ぶ。

rb「よし!これでバッチリやな!」

学校の校則で“顔を隠してはいけない”とある。

だから、雑面を頭の横に付けている。

rb「ホンマは顔の正面に付けたいんやけどなぁ…」

ご飯を食べて、色々やる。

そして、家を出て学校に向かう。

rb「おっはよー!!」

大声で挨拶して教室に入る。

「ロボロうっせーよw」

rb「すまんな!」

クラスメイトに軽く頭を叩かれる。

自分の席に座り、HRの準備をする。

「おはよう御座います、皆さん。今日、転入生が来ています」

先生はそう言い、転入生の居るであろう方向に手招きする。

『…』

転入生は教室に入り、俺等の方を向く。

良く見ると、転入生は狐のお面をしていた。

「それじゃあ、自己紹介して」

『～～～…』

何か言ったんだろうけど、聞き取れなかった。

「すみませーんw 何も聞こえないんですけどーw」

クラス1性格が悪い奴が転入生に文句を言う。

『…』

「あの…そのお面外してもらえるかな?」

先生は転入生の付けているお面を外そうとする。

『触んな』

そう言い、先生の手を叩く。

「痛ｯ…」

転入生を睨み付ける。

『…赤坂 A』

男か女か分からない声をしていた。

「…天乃さんの隣の席に座って下さい」

先生は少しイラつきながら、Aに言う。

rb「あ、俺の隣やで!」

ガタッと音を鳴らして、椅子から立ち上がる。

Aは一言も喋らず、俺の隣に座る。

rb「俺、天乃呂戊太!ロボロって気軽に呼んでくれ!よろしくな!」

笑顔でAに話しかける。

『…うるさ』

少し低い声で文句を言われる。

rb「そういや、何でお面付けてん?校則知らん?」

『…知らね』

ホンマに性別分からんな…。

分からないまま、1時間目が始まってしまった。

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