#33 ページ10
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– (少女)side –
『…ふぅ…危なかったぁ…』
(少年)先輩が帰った後、私は呟いた。
「多分、“何かある”って思ってるだろうな」
『うん…』
すると、駿弥は思い出したような顔をした。
「昨日、テロリストと戦ってる時に、怪我してないか?」
『あ、怪我した…確か利き手の腕に銃弾が当たったんだよね…』
利き手の方の袖を捲る。
『うげ…なんか気持ち悪くなってる…』
ショックで完全に忘れてた…。
「本当だな…今直ぐ治療するな」
駿弥は手早く治療を始めた。
「…よし、これで少しは痛みが引いたと思うが」
『ありがとうね♪』
私は笑顔を駿弥に向ける。
「…」
顔を赤らめ、目を逸らされる。
『また顔赤いよ…?大丈夫?』
「何でも無いってば…」
『ふ〜ん、変なの』
駿弥は最近、私が笑顔を向けたり、顔を近付けたり、頼ったりすると、こういう風に顔を赤らめて目を逸らして来る。
何でだろうな…。
『もしかしてだけど…誰かに恋してたりする?』
“誰かに”ってのは、“私に似た人に恋してるんじゃないか”って思った。
その事も含め、駿弥に質問する。
「えっと…まぁ、恋してるっちゃしてる…」
『大学の同級生?先輩?』
更に問い詰め、顔を近付ける。
「どれでも無い…ってか、近いんだが!?」
顔を赤くして、驚く。
『どれでも無いって、あ!先生?』
「違ぇよ!」
また目を逸らされる。
てかめっちゃ顔とか耳赤い。
『え〜、じゃ誰〜?誰でも、私は応援するよ?』
「…お前だよ」ﾎﾞｿｯ
『何か言った?』
「だから…お前だって」
駿弥は私の頬に口付けする。
『!?』
「…意外だった?」
『え、えっと…』
こっちが恥ずかしくなって来た。
「(少女)に彼氏が居るって知って、ちょっと残念だった」
シュンとなり、悲しそうな顔を浮かべる。
「(少女)と彼氏の関係は壊したくないし、(少女)との関係も壊したくない。…でもさ、(少女)に…甘えても良いか?」
ｷﾞｭｯ__
『…良いよ。どんどん甘えてよ。私なりに駿弥を受け止めるから』
私は笑顔で答えた。
すると、駿弥は安心した様な表情を浮かべていた。
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如月透(プロフ) - 躑躅さん» レスし直し出来ないので、個人的にコメントします。コメントありがとう御座います。沢山のコメントをして頂き、ありがとう御座いました。 (2023年3月17日 21時) (
レス) id: 5166517003 (このIDを非表示/違反報告)
如月透(プロフ) - 憐実ばてすとさん» レスし直し出来ないので、個人的にコメントします。コメントありがとう御座います。是非読んでみて下さい。 (2023年3月17日 21時) (レス) id: 5166517003 (このIDを非表示/違反報告)
躑躅(プロフ) - 透花@我々だファンさん» なるほど！有難うございます！ (2021年6月1日 18時) (レス) id: 71235383bf (このIDを非表示/違反報告)
透花@我々だファン(プロフ) - 躑躅さん» ん〜…そうだなぁ…なんか、長く更新出来る様な、夢小説とかかな？ (2021年6月1日 18時) (レス) id: 5166517003 (このIDを非表示/違反報告)
躑躅(プロフ) - 透花@我々だファンさん» お久しぶりです！新しい物語を追加しようと思うので、よければご意見ください！ (2021年6月1日 16時) (レス) id: 71235383bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：透 x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/02b71222995/
作成日時：2021年4月8日 0時
