狂ってた ９ ページ9
Aはその日、とても体調が優れていた
だからいつも考えないことまで頭が回っていたのだ
兄である渉のライブを見て、顔に血が上ったように真っ赤になるまではしゃいで、笑って、楽しくて楽しくて＿＿＿＿
『･･････』
ﾊﾞﾀﾝ
「ッAちゃん！！！」
ライブ終わり、渉の楽屋へ向かおうと足を運んでいる途中に倒れてしまったのだ。
付き添いのナースが顔をこの世の終わりのようなくらい真っ青になった顔で何かを叫ぶが、Aには届いていない。
ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙ ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙ
電話のコール音が、渉達fineの楽屋に響き渡った
渉のスマートフォンが反応しているようだ。
ライブ終わり、嫌な汗が渉の顔を伝う
そそくさと楽屋を出て人気の少ないところへ行き、この嫌な感じは嘘であって欲しいと願う。
ﾋﾟｯ
「もしもし」「-日々樹さん、-」
渉が通話ボタンを押すと同時に相手が話す
「-Aちゃんが倒れました。今、救急車にて病院へ搬送している所です-」
通話相手はAの付き添いをしていたナースだった。
「っ！！すぐ追いかけます」
嗚呼、嫌な予感が的中した、というような顔からは更に嫌な汗がぼとぼとと落ちていく
「-ライブ終わりで疲れているのでは＿＿-」
「大丈夫です、Aの所へ行きます」
ﾋﾟｯ
ナースの言葉を遮り、電話をポケットへしまいすぐさま準備をする
楽屋に居るユニットメンバーとあんずにはバレないように、気付かれないように、何時もの"日々樹渉"で別れの挨拶を
「私はこれからAmazingな冒険へ出かけてきます･･･☆それではまたっ！」
メンバー達の声を振り切り渉は姿を消した。
冒険なんかでは無い。
大切な妹に会いに行くために。
◇
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ライ(プロフ) - ヤダァなにこれぇ…泣切ないけど渉さんの優しさが身に染みるいいお話です…！ (2022年12月11日 20時) (
レス) @page10 id: bf60b993eb (このIDを非表示/違反報告)
蘭羅 - 今日初めてこの作品を見させていただきました！とても面白かったです！切ないお話でしたが、続きがとても気になります✨️更新楽しみにしていますね😍💕 (2022年8月3日 23時) (レス) @page11 id: c1e168e932 (このIDを非表示/違反報告)
狐爪(プロフ) - 久しぶりに見に来たら妹さんのお顔が見れてびっくりしました…！貴方様の作品の大ファンです。更新、気が向いた際にして頂けると嬉しく思います。 これからも陰ながら応援させて頂きたいです。何時まででもお待ちしています。 (2022年8月3日 21時) (レス) @page11 id: 6cbe841a5b (このIDを非表示/違反報告)
狐爪 - 今日初めてこの作品を拝見させていただきました。小説の更新をしていただき本当にありがとうございます。読者としてコメントを残すことしかできませんが、陰ながら応援させていただきます。無理のない範囲での更新、心よりお待ちしております。 (2021年4月3日 23時) (レス) id: b0b9c49207 (このIDを非表示/違反報告)
彩 - とても素晴らしいと思いました。渉さんは好きなので妹さんへの対応なども素敵で!狂った夢主も素敵で!この作品、とても私の趣味にドストライクで最高です!途中で更新が止まっているのは残念ですがこれだけでも素敵な素晴らしい作品をありがとうございます。 (2018年12月19日 0時) (レス) id: 4d1dfc2834 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：祢々切丸007号 x他1人 | 作成日時：2018年1月4日 1時
