◇探偵社での噺 肆 ページ6
「でも、鏡太郎が楽しそうでよかった」
『!!』
「鏡花ちゃん・・・」
お姉ちゃん、心配してくれてたんだね
『ありがとう。お姉ちゃん』
嗚呼、日が暮れて来た
はやく帰らないと、中也君が心配する
『・・・・・・そろそろ、僕帰らないと』
「帰っちゃうんだ・・・」
「もう、夕餉時ですものね」
「楽しかったです!またいらして下さいよ!」
『いや、流石に駄目だと・・・』
忘れてるかもしれないけど僕マフィア
「送ろうか?」
『いえ、一人で大丈夫です』
出口へ歩き、みんなの方を振り向く
『楽しい一日でした。ありがとう。お姉ちゃん、敦
治君、谷崎さん、ナオミさん、宮沢さん、国木田さん、与謝野さん、江戸川さん。』
「「「!!!」」」
『社長さんにも、ありがとうとお伝え下さい。それじゃ、次会った時はまた、お話してくださいね』
扉を開けた
後ろから、'勿論'って声が聞こえた
全員の声。或はお姉ちゃんの声
楽しかった。心残りはないといえば嘘になる。でも僕はマフィア。あのまま居ても、探偵社の人達の邪魔になるだけ
僕のおうちは、ポートマフィアだから
敦の瞳みたいな色の空を眺めて、ゆっくり僕はおうちに向かって歩いた
__
おまけ
「鏡太郎手前今までどこ行ってたんだ!!」
『探偵社』
「はァ?!青鯖の野郎と話したのか?!」
『治君だね。話したよ』
「なンで名前呼びになってんだよ!」
『呼んでくれ給えって・・・』
「戻せ!!呼び方戻せ!!」
『えー、、、ヤダ』
このあと、中也君の怒声がマフィア全体に轟いた
◇
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雪だるま - すみません、画像が見れないのですがどうしたら良いですか? (2018年3月3日 9時) (レス) id: f38f4e9b54 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:祢々切丸007号 | 作成日時:2017年12月16日 23時