愛した人は、姉を殺した人だった。 (ページ7)

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あの話を聞いた日から、

どうしても納得出来ないことがあった。

お姉ちゃんはただの事故で亡くなったのではなく、

誰かに故意に車に轢かれるように仕掛けられた。

でも、それは一体誰が、何の目的で。

そんな風に考えていた日。

彼から連絡があった。

「あ、もしもしA？久しぶりやんなぁ。しばらく連絡できひんくてごめんな。」

「大丈夫だよ。大吾こそ仕事忙しいんじゃない？」

「いや、今は落ち着いた。Aなんか元気ないん？」

「何もないよ。」

大吾には言えなかった。

お姉ちゃんが雨の日の事故で亡くなったことを知っている大吾。
きっと今日は久しぶりの雨だから電話してきてくれたんだろう。

大吾のそういうとこを好きになった。

だけど、心配をかけたくなくて、もうこれ以上不安にさせたくなくて。

お姉ちゃんのあの事故が仕組まれたものかもしれないなんて言えるはずなかった。

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やっぱりメインは西畑大吾くんにしました。

他の関ジュも出すつもりでいます。

こんなダメダメな小説ですが、完結までお付き合いいただけたらうれしいです。
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