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あれからあの疑問が消えないままで。
由香里さんが言っていたお姉ちゃんの手を引いた人物のこと、大吾に反応したこと。
どうしたら知ることができるんだろう、そう思ってた。
でも、その真実を知る日はすぐそこまで迫ってた。
ある日のことだった。
突然鳴った携帯。
「はい。もしもし。」
「Aちゃん!私、由香里の母。」
焦ったようなおばさんの声。
「はい、お久しぶりです。おばさん。」
「…由香里が倒れたの。」
「え、、、。」
「あの事故の後遺症らしいわ。もう長くないのかもしれない。」
「そんな…」
何も言えなかった
あの日の事件のせいで由香里さんまでが命を落とすことになるのかもしれない。
そう思ったら怖かった。
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作者名:ユウ. | 作成日時:2017年6月7日 23時