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鳥肌と感動と私の秘密についてkwsk ページ7

…………

………

……




つ、遂に……来てしまった…
倉庫?の中には私と敦くんと太宰さんの3人だけ

なんでこんな事に…国木田さんのせいだ…
私にも"異能力"があれば良かったのに

そう思いながら、遠くの方に見える空き缶を狙い
指で拳銃の形を作って冗談交じりに

『………バーン…』

と小声で云った。

すると、空き缶が弾けて後ろに飛んだ
え、なに今の偶然???ちょっと感動した、カッコイイ!!(笑)←

これ、"異能力"だったりしないかなぁ〜
そしたら、私も探偵社入れたかも知れないのになぁ〜
くっそ〜


なんて事を考えていると、

ドォォンッ!!!


『っ!?!!!!』

「うぇ、!?い、今奥で物音が…」



「そうだね」

本を読みながら返事をする太宰さん
背後からの音に驚いて後ずさる敦くん
分かっていたのに恐怖で腰が抜けた私←

私ダッサ!もう無理!!この場から逃げたい!!←
逃げてもいいじゃない、人間だもの←

『…あの、』

「人喰い虎だ!!僕を喰いに来たんだ!!」

『あの、』

「落ち着きたまえ、敦くん」

いや、太宰さんが落ち着き過ぎなんですって、もっと緊張感を((

それと、話聞いて欲しいんですけど……駄目だこりゃ←


拗ねた私(笑)は物陰に隠れて、地面にのの字を書くことにした
おこです。ユイちゃんおこです!
もう知らね!!!!ふんだ!!!






〜5分後〜



虎に変身した敦くんが、太宰さんに向かって走り出していた
嗚呼、此処アニメでもあったなぁ……と1人でニマニマしていた。

我ながら気持ちが悪いです。

そして、ふと目線を太宰さんにむけると、あの名シーン第2回目が執り行われていた。

「私の"異能力"は、新湯るほかの"異能力"を________触れただけで無効化する」


そして、虎は。元の体……所謂、敦くんの姿となって跡形もなく消えた。


『……かっけぇ……』



次回→ユイの"異能力"とは一体___!?

鳥肌と感動と私の秘密についてkwsk.2→←全力で逃げ出したい気持ちについてkwsk



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作者名:つなぴ。 | 作者ホームページ:(^^)  
作成日時:2016年8月1日 23時

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