変わった世界#1 ページ2
桃李side
会長達の卒業式が終わった
僕は泣いた
そして
会長達が校門を出た瞬間
僕は意識をなくした
ｰｰｰｰｰｰ
桃李side
｢あれ？｣
目を開けると少し目線が高くなっていた
｢どうしました？坊っちゃま｣
｢弓弦？｣
そこに居たのは僕より少し小さい弓弦がいた
｢はい 弓弦ですが どうしました？どこか具合でも悪いのでしょうか？｣
｢…ここは…会長達は？卒業式は｣
｢何を言っておられるのですか？先輩達の卒業式は終わりましたでしょう？明日は天祥院の英智様に学院を案内する予定ですよ 本当にお身体が？この所忙しかったですからね｣
｢いや 少し目眩がするだけ 少し電話してくるね｣
｢はい お大事に｣
ここはどこだ
何故僕は生徒会長になっている
そしてこの｢記憶｣はなんだ
目の前で朱色の髪を持った少年が膝から崩れ落ちている
これは…朱桜司…司だ
僕は急いで司に電話した
『は…い』
｢司 ここがどこだか分かる？いや 喋れる？｣
そう ここにきたと同時に流れ込んできた｢ここの｣記憶
朱桜司はショックで声を失った
そしてかつての仲間には曲しか必要とされなかった
『わか…な…い』
｢そう｣
『もしか…た ら パラレル……ワールド…かも しれ せん』
｢ゆっくりでいい ありがとう とりあえず安静に きっても平気？｣
『はい』
ﾌﾟﾂｯ
パラレルワールド…聞いたことがある
元の世界と少し違う世界…戻るには
元いた世界と同じ｢道｣を歩まなければいけない…と
僕は創に電話した
そう ｢ここの｣世界では創は元fine…
そしてワンコールで出た
｢創…平気？｣
『貴方は 桃李くんですか？！僕達とスイーツを食べて 1-Bの!』
｢落ち着いて そうだから とりあえず 今集められるだけの1年生を1-Bの教室に集めてくれる？｣
『はい』
ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
Noside
桃李達は司以外全員が1-Bに集まった
｢ここはどうなってるでござるか？｣
｢そうッスね 不思議ッス｣
｢司…が言ってた パラレルワールドかもしれないって｣
｢パラレルワールド？ってなんだぜ？｣
｢光…あのな パラレルワールドって言うのは簡単に言うと 俺達の世界と少し違う別の俺達がいる世界のことだ｣
｢ん？？｣
｢はぁ だから 例えばお前が駄菓子屋さんに行くとする そこでお前はお菓子を買うか 買わないか 選べる 俺達の世界ではお前はお菓子を買う 逆にパラレルワールドではお菓子を買わない こんな感じだな｣
｢なんとなくわかったんだぜ！｣
｢それはそうと 三奇人の件は…｣
全｢……｣
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作者名：🍊 | 作成日時：2019年11月27日 22時
