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貴方「……」
彼女はお茶を一口飲むと一息ついた。
フェルン「シュタルク様早く帰ってきませんかね?」
フリーレン「折角ライフィが一緒にいたいって言ってるのにね」
フェルン「シュタルク様はそういうのに鈍感ですからね…疲れて帰ってくるかもしれませんし帰ってきたら出してあげましょうか」
プルン「ワァォン」
どうやら私たちの声で起きたらしくプルンは大きなあくびをしてトコトコこちらへやって来た。
ライフィはプルンを抱き上げて頭を撫でている。
フリーレン「確かシュタルクたちの家って戦士の村だったんだよね?」
貴方「うん!…お兄ちゃん……頑張ってた…努力……毎日してた…お父さん……厳しい…怖かった……」
彼女はプルンを強く抱き締めてそう言った。
フェルン「そうなのですか?末っ子となれば甘やかされて育ったものだと」
フリーレン「フェルン…最初にあったときに言ってたでしょ?魔力が強いだけで避けられていたって」
私の言葉にフェルンはハッとした。
フェルン「ご、ごめんなさい!辛いことを思い出させたみたいで…」
貴方「平気……聞かれるの……慣れたから」
あまり気にしてないみたいでプルンの毛並みを撫で続ける。
貴方「先に…寝る……お休み」
そう言ってプルンと奥の方に行ってしまう。
フリーレン「まだ心を開ききってないね…まぁ…家族からも…シュタルクは別として……避けられていたなら話は別だけどね」
フェルン「心を開いてもらうためにはシュタルク様からまた彼女について聞いておかないとですね」
フリーレン「そうだね」
シュタルク「ただいまー…ライフィは?」
フェルン「もう眠ってしまいましたよ」
フェルンがそう答えると明らかに落ち込む。
シュタルク「鍛練に没頭しすぎたから綺麗な花見つけて持ってきてやったのに」
フリーレン「珍しいね…気を利かせるなんて」
フェルン「少しだけ見直しました」
シュタルク「その言い方だと…まるで俺がダメなやつみたいじゃん!そういうことなの?」
フェルンは答えずにお茶を飲む。
シュタルク「ねぇ!フリーレン?そういうのとなの?」
フリーレン「そうなんじゃないの?後ねフェルンがシュタルクは鈍感だって言ってた」
シュタルク「鈍感って何が?」
フェルン「そういうところです…フリーレン様、私たちもさっさと寝る準備をしましょう」
そう言ってフェルンは先に奥に歩いていってしまう。
シュタルク「もしかして…フェルン怒ってる?」
フリーレン「そう思うなら明日謝ったら?」
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プーさん大好き(プロフ) - ぐれえぷうさん» 見つけてくださりありがとうございます!まだまだ素人ではありますが頑張って完結には漕ぎ着けたいと考えてます!応援ありがとうございます! (2月18日 11時) (レス) id: 6c625ad537 (このIDを非表示/違反報告)
ぐれえぷう - フリーレンやフェルンたちとの絡み楽しみです!更新頑張ってください (2月18日 11時) (レス) @page2 id: ffc93dad91 (このIDを非表示/違反報告)
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