第9話 ページ10
その数日後の事
「えー皆もう知ってると思うが
先日、宇宙海賊"春雨"の一派と思われる船が沈没した
しかも聞いて驚けコノヤロー
なんと奴等を壊滅させたのはたった3人の侍、うち1人は女らしい…」
「驚くどころか誰も聞いてねーな」
「トシ」
ガチャ
ドカン
「えー皆もう知ってると思うが
先日、宇宙海賊"春雨"の一派と思われる船が沈没した
しかも聞いて驚けコノヤロー
なんと奴等を壊滅させたのはたった3人の侍、うち1人は女らしい…」
「「「え"え"え"え"え"!!マジすか!?」」」
「白々しいもっとナチュラルに出来ねーのか」
「トシ、もういい、話が進まん」
「Aも起きろ、今回はお前も関係あるんだよ」
「大丈夫ですよ副長、目は寝てるけど脳は起きて…」
「脳も起きてねェじゃねーか」
「トシ、Aちゃんには後で伝えとけ、話が進まん
残った2人のうち1人は攘夷党の桂だという情報が入っている
まぁこんな芸当が出来るのは奴しかいまい
"春雨"の連中は大量の麻薬を江戸に持ち込み売り捌いていた
攘夷党じゃなくても連中を許せんのは分かる
だが問題はここからだ
その麻薬の密売に、幕府の官僚が一枚噛んでいたとの噂がある
麻薬の密売を円滑に行えるよう協力する代わりに、利益の一部を海賊から受け取っていたというものだ
真偽の程は定かじゃないが、江戸に散らばる攘夷志士は噂を聞きつけ、『奸賊打つべし』と暗殺を画策している
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
お気に入り登録ありがとうございます!
今後もよろしくお願いします!
132人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:無野 眠莉 | 作成日時:2018年1月3日 12時