第8話 ページ9
「銀時、俺は船の中に行ってるぞ」
「うーす」
「こっちはどーすんの旦那?」
「んー、俺があいつ等の方行くから、」
「ほァちゃアアア!!」
「神楽ちゃんめっちゃ叫んでるよ
…ん? あの落ちてるのって…」
「神楽じゃねーか!!!」
人を蹴ってその反動で海に落ちてく神楽ちゃん
そしたら旦那はフックにロープを結び、ロープの反対側を渡してきた
「よろしく」
「…え?旦那?」
私が持った瞬間、旦那は船の壁を走った
「待てェェェ!!」
私は旦那が落ちないよう必死にロープを持った
いやめっちゃキツイんですけど私死ぬ
「待て待て待て待て待て待て待てェェェ!!」
こっちが待てだわボケ
そう思っている間に旦那は神楽ちゃんを見事キャッチし
「ふんがっ!!」
甲板の荷物の山に突っ込んだ
「…いでで、傷口開いちゃったよ
あのォ、面接会場はここですか?
こんにちは坂田銀時です、キャプテン志望してます
趣味は糖分摂取、特技は目ェ開けたまま寝れる事です」
「銀さん!!」
新八君の声がした
無事かな
「てめェ生きてやがったのか」
ドーーーン
眼鏡のおじさんが言った瞬間、爆発音がした
「なんだ!?」
「陀絡さん、倉庫で爆発が!!
転生郷が!!」
あ、来た
「俺の用は終わったぞ」
「!」
「あとはお前の番だ、銀時
好きに暴れるが良い
邪魔する奴は俺等が除こう」
私もロープを置いて言った
「旦那、私一応女子なんです
あまり私に無限の可能性感じないで下さいよ」
「てめェは…桂!!
そっちの女は真選組の…」
「違〜う!!
俺はキャプテンカツーラだァァァ!!」
「真選組だからなんだコラァ、舐めんじゃねェよ」
「「「うオオ!!」」」
私と桂は飛び降りて爆弾を落とした
下で天人を巻き込み爆発する
「やれェェェ奴等の首を取れェェェ!!」
襲いかかって来た雑魚の集団を爆弾や"朱音"で蹴散らす
この感覚、私知ってる…
全員倒し終わる頃には、あのクソ眼鏡も倒れていた
あ、新八君じゃないよ
あの後旦那が嫌々2人を担いで帰った
「…ったくよ〜
重てーなチクショッ」
…でもなんだかんだで面倒見良いよね、旦那
…私もあんな人に育てられた気がする
「フン
今度はせいぜいしっかり掴んでおく事だな」
桂が眼帯をくるくる回した
「そうですね
でも桂、もう私とあなたの共闘終わりましたよ?」
「……」
この後鬼ごっこが始まった
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作者名:無野 眠莉 | 作成日時:2018年1月3日 12時