第7話 ページ8
「でもどうやって船の中入るんですか?
だって海賊でしょ?下手したら私折れますよ」
「そう焦らずとも
俺に案が無いとでも思ったか?」
「だァーからうちはそーゆのいらねーんだって!!」
「つれねーな」
…なんていう発言してたけど
「俺達も海賊になりてーんだよ〜
連れてってくれよ〜
な?ヅラ、Aちゃん」
「ヅラじゃないキャプテンカツーラだ」
「おじさんケチしないでよ、ケチばっかするとお宅の大将から嫌われるよー」
この作戦どう考えてもあの世逝きパターンじゃねーの?
肋骨や左腕どころか心臓爆発するよ?
まぁ新しい案考えんの面倒くさいからのってるけど
「俺達幼い頃から海賊になるのを夢見てたわんぱく坊主でさぁ
失われた秘宝"ワンバーグ"というのを探してんだ!
な?ヅラ、Aちゃん」
「ヅラじゃないキャプテンカツーラだ」
「一攫千金だよ、がっぽりだよ」
何だ"ワンバーグ"って
「知らねーよ勝手に探せ」
「んな事言うなよ〜
俺手がフックなんだよ
もう海賊かハンガーになるしかねーんだよ〜」
「知らねーよ何にでもなれるさお前なら」
「なら良い仕事教えてやって」
「求人サイト見た方が早ーよ
とにかく帰れ
うちはそんなに甘いところじゃな…」
そのまんま背を向けるもんだから
私達は全員刀を抜いて
旦那と桂は首に刀回して、私は頭に刀を向けた
「!!」
「面接ぐらい受けさせてくれよォ」
「ホラ、履歴書もあるぞ」
「なんなら大声で読んでやろうか?」
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作者名:無野 眠莉 | 作成日時:2018年1月3日 12時