第47話 ページ49
「や…やっぱり
思った通りだ」
「分かっちゃったか」
蚊取り線香を見て勘付いた新八君と、隊士の方が寝ている部屋に入った
「この人も、この人も、この人も…
幽霊にやられた人は皆一様に
蚊に刺された様な傷がある…」
「本当はこの事、先に副長達に言うつもりだったんだけどね
この傷の共通点から推測すると
あれは、幽霊なんかじゃないのよね」
それを伝えに外の副長達の所に行くと
「……アレ?」
戸惑う旦那と
頭を抑える副長と
気絶した幽霊もどきがいた
「あの〜
どうもすいませんでした〜」
翌朝
幽霊もどきが旦那達みたいに木に宙吊りになってた
「私、地球でいういわゆる蚊みたいな天人で
最近会社の上司との間に子供が出来ちゃって
この子産むためにエネルギーが必要だったんです
あの人には家庭があるから私1人で育てようと思って
それで血を求めてさまよってたら男だらけでムンムンしてる絶好のエサ場を見つけて
つい…」
つい…じゃねーよ
「ホントすいませんでした
でも私強くなりたかったの
この子育てるために強くなりたかったの!」
「スイマセンその顔の影強くするの止めてくれませんか」
「何?浮気相手との間に子供が出来ちゃったから乗り込んだってか?
冗談じゃねーよふざけてんのかこのクソ天人」
「Aちゃんストーップ!!
刀抜かないで!!戻して!!」
「大丈夫ですよ局長
だってコイツ強くなりたいんでしょ?
斬撃に耐えれば強くなれますし良いじゃないですか」
「あっもしかしてSに目覚めちゃった?」
最終的には隊士の方も皆元気になった
良かった良かった
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作者名:無野 眠莉 | 作成日時:2018年1月3日 12時