第43話 ページ45
そして3人を解放した
「あ〜気持ち悪いヨ」
「う"ェ〜」
瀕死だった
「本来ならてめー等皆叩き斬ってやるとこだが
生憎てめー等みてーのに関わってる程今ァ俺達も暇じゃねーんだ
消えろや」
「あー幽霊恐くてもう何も手につかねーってか」
「かわいそーアルな
トイレ一緒についてってあげようか?」
「武士を愚弄するかァァ!!
トイレの前までお願いしますチャイナさん」
「お願いすんのかいィィ!」
局長と神楽ちゃんはトイレに向かった
「いやさっきから我慢してたんだ
でも恐くてなァ」
「ホラ行くヨ」
「オイぃアンタそれで良いのか!?
アンタの人生それで良いのか!?オイ!!」
良いんじゃないでしょうか
「てめー等頼むからこの事は他言しねーでくれ頭下げっから」
「…何か相当大変みたいですね
大丈夫なんですか?」
初めて新八君が心配してくれた
「情けねーよ
まさか幽霊騒ぎ如きで隊がここまで乱れちまうたァ
相手に実体があるなら刀で何とでもするが
無しときちゃあこっちもどう出れば良いのか皆目見当もつかねェ」
あ、そうだ、言いたい事あったんだ
「あのすいませ
「え?何?
お宅幽霊なんて信じてるの
痛い痛い痛い痛い痛いよ〜お母さ〜ん
ここに頭怪我した人がいるよ〜!」
「お前いつか殺してやるからな」
………」
遮られた
「まさか土方さんも見たんですかィ?
赤い着物の女」
「分からねェ
…だが、妙なモンの気配は感じた
ありゃ多分人間じゃねェ」
「痛い痛い痛い痛い痛いよ〜お父さ〜ん!」
「絆創膏持ってきてェェ!!
出来るだけ大きな、人1人包み込めるくらいの!!」
「おめーら打ち合わせでもしたのか!!」
とふざけている時
「赤い着物の女か…
確かそんな怪談ありましたね」
「「「!」」」
唯一のまとも野郎(新八君)が言った
「僕が通ってた寺子屋でね、一時そんな怪談が流行ったんですよ
えーと、何だっけな
夕暮れ刻にね、授業終わった生徒が寺子屋で遊んでるとね
赤い着物着た女がいたんだって
それで何してんだって聞くとね…」
「ぎゃあああああああああああああ!!」
その時局長の悲鳴が聞こえた
慌ててトイレに向かう
(男子便のため)外で待っていると、こんな声が聞こえた
「何でそーなるの?」
この時局長は頭を便器に突っ込んでたらしい
…汚っ
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作者名:無野 眠莉 | 作成日時:2018年1月3日 12時