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第39話 ページ41

昨夜はうるさかった…

なんか最近、隊士の皆さんの間では怪談が流行ってるらしい

「マヨネーズが足りないんだけどォォ!」

「「「ぎゃふァァァァァァ!!」」」

これが1番うるさかった…

怪談でも何でもないだろ…

なのでなかなか寝付けなかったけど
このやり取りの5分後にはぐっすりだったので
寝不足にはならなかった

良かったよ本当

…で、今は何をしてるのかというと、


「また増えた…」


隊士の状態確認である

ここ最近、ずっと隊士が何かにやられている

まぁその手当てが私の仕事なのでやっているけど

面倒くさいったらありゃしない

「これで何人目だ?」

「18人目です

隊士の半分以上がやられてます」

「マジか

流石にここまでくると薄気味ワリーや」

「まだ原因分かんねーのかA」

「詳しい事は何も

多分全員に共通点があるんですが…

今のところは怪談を聞いていたって事と

皆口を揃えて『赤い着物の女』って言ってる事ぐらいです」

やられた隊士の体調を見ながら言った

何か他にないかねェ…

「冗談じゃねーぞ天下の真選組が

幽霊にやられて皆寝込んじまっただなんて

恥ずかしくてどこにも口外出来んよ

情けねェ」

「トシ…俺は違うぞ

マヨネーズにやられた!」

「余計言えるか」

えっ…マヨネーズにやられたの?

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作者名:無野 眠莉 | 作成日時:2018年1月3日 12時

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