第24話 ページ25
その後味無し団子買って屯所に戻った
「あ"〜もうやだ
自力で取り返すとか絶対無理だよ
私の力の無さご存知かよ…」
「何1人でブツブツ話してんでィ」
廊下を歩いてたら隊長に出くわした
えっちょっと最悪じゃね?
「何でも無いですよ
強いて言うならストレスですストレス」
「ふーん
そういやお前あの桜は?」
痛い所を突かれた
本当この人勘良すぎだろ
「…無くした…というか多分盗まれました」
「『桜摘み』?」
いやだから勘良すぎだろ
「そこらでしょうね」
「あっそ」
えっ勘良い割に反応薄くね?ひどくね?
「そんなお前に1つ朗報」
ん?
「実はAが留守の間に『桜摘み』犯人のアジト突き止めたんでィ
そんでもって今日未明、多分お前が寝てる間に乗り込むんだけど
『お願いします沖田様こんな寝坊助の私のために髪留め取り返してきて下さいな』
って土下座をしながら今ここで言ったら取り返してくるかもしれないしこないかもしれない」
めっちゃ面倒くさいやん
というか何、言ったとしても持ってこない可能性もあんの?
…じゃなくてアジト突き止めたんだ
余分な事多すぎて影めっちゃ薄いんですけど
「どうする?言ったら大体30%ぐらいの確率で取り返してくるぜ」
「半分にも満たないならやんねーよ
…今日未明に乗り込むんですか?」
「…そうだけど
…えっマジで?
お前絶対眠くなるって」
「大丈夫ですよ隊長、どんだけ舐めてんですか?
私も行きたいです連れてって下さい」
その時の隊長はめっちゃアホ面だった
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
高評価ありがとうございます!
132人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:無野 眠莉 | 作成日時:2018年1月3日 12時