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第265話 ページ27

『そう、じゃあAちゃんも一緒に』

『うん

近藤さんにセンスあるねって言われた』

Aは湊に連れられてミツバに会いに来ていた

外では湊が沖田の稽古をしている

『今ね、私と総悟の試合の結果がね

5回中3回私が勝ってる』

『そーちゃんに勝っちゃうの

強いねAちゃん』

『でもアイツ私が勝つとすぐ帰るんだよね』

『あぁ、たまに帰りが早いのはそれで………』

外でも湊がニヤニヤしながら沖田の猛攻を避けていた

『Aちゃんはそーちゃんと同い年なのに

強くて、お勉強も出来るなんて凄いわね』

『いや………薬草ぐらいだけど』

『それだけじゃないわよ

山菜も分かるし、火打ち石だって扱えるんでしょ?』

『最近は川の水を綺麗にする方法教えてもらった』

Aは道場に通う以前から、両親が医者の朱音に薬草の知識を教えてもらっていた

山菜採りの父親はサバイバル知識も豊富だった

『何でも出来るわねAちゃんは

そーちゃんにも教えてあげてよ』

『アイツは身につけたら変な事に使いそうだから嫌』

『まぁ否定は出来ないけど

………あぁ、そうだわ』

ミツバは立ち上がって棚から何かを持ってきた

『………何それ』


『髪留めよ

桜は好き?』


『…んー

まぁきれいだよね』

『これね、私が昔気に入って買った物なんだけど

あげる』

『え、いいの』

『うん

お勉強も稽古も頑張って、という気持ち込めて、ね』

ミツバはAの髪に触れると、手慣れた様子で髪留めを付けた

『ん、綺麗、似合ってるよ』

『………ありがと』

恥ずかしそうに目線を逸らした

『Aー!帰るぞー!!』

丁度良いタイミングで湊がAを呼んだ

『じゃあまたね、Aちゃん

湊さんにもありがとうって伝えといて』

『うん

桜ありがと

じゃあね』

Aは小走りで湊の所に向かった

『……あれ?何その髪留め?』

着くなり湊に聞かれたAは素直に答えた

『貰った』









『あの髪留めあげたんすか?Aに?』

『うん』

『何で!?』

『何でもよ』

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にゃんこ - 自分は昨年受験生でした!勉強はやっぱり大切だなって思いましたwまぁ受かりましたが…小説楽しく読ませて貰ってます!これからも応援してます!頑張って下さいね! (2019年3月14日 6時) (レス) id: c7e146b978 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:無野 眠莉 | 作成日時:2018年12月1日 6時

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