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第261話 ページ23

「お前バレるぞ」

「そこまで聞き分けの悪い犬じゃなかろう」

若干バカにした様な言い回しをした

「で、何か用かよ」

「Aの使ってるあの刀


偽物だぞ」


「………は?」

偽物て……アレが?

「本物の特徴は何だ?」

「あー……

本人が滅茶苦茶眠いと感じている時に発動

通称"無双状態"となり、その記憶はなくなる

……ぐらいしか知らねェよ」

「敵を全員蹴散らすまで終わらないのもそうだ」

………そういや、一番最初(・・・・)に見た時もそうだった






『お前こっくりこっくりしてんな



攻め込まれたらどうする』




『……ねむい』




『こうして会話してる間にも攻められたら



『敵襲だぞ!!』



………ほらな』




『いや……わたしもうごくの、これ』




『いや当たり前だろ………



おい来たぞ!!



A危ねェ!!』




『は………?』






「………」

「そして今Aが使っている刀

まずアレの発動条件だが



本人が『死ぬ』と思った時だ」



「死ぬと思った時………」

「つまり、『自分死にそうだな』って感じた時に発動する

今回の場合………


銀時が攻撃仕掛けた時じゃないか」


「は………」


という事は


神楽が吹っ飛ばされたのも

土方と沖田があそこで苦戦してるのも

近藤と新八が参戦して何も変わらないのも


全部俺の所為って事か


「………」

「元々ネガティブな奴だ

すぐにそう思うのも分かるだろう

だがあの刀はな、"無双状態"が発動しやすく

そして解除もしやすいんだ」

「は?」

いや………敵全滅させるしかないんだろ

「方法が2つあってな

1つは本物と同じで敵の全滅

もう1つが


本人の心を動かす事だ」


「………ん?」


思ったより漠然とした方法だった


「今あの状態は意思も心もないんだがな

どんな方法でもいいから

どうにかして心を『敵意』から別の物に変えるんだだ」

「分かりづれェな」

「安心しろ

今回の場合は至極やり易い」

「は?」



「奴の全ての記憶を呼び起こせばいいんだ」



「……それで本当に出来るのか」

「話は聞いたぞ桂」

俺が聞き返そうとしたら

戦いに参加していたはずの近藤が来た

「………分かった、真選組でどうにかする

今はお前も見逃してやるから

俺に出会う前の事、全部だな」

近藤は嬉々としていた

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にゃんこ - 自分は昨年受験生でした!勉強はやっぱり大切だなって思いましたwまぁ受かりましたが…小説楽しく読ませて貰ってます!これからも応援してます!頑張って下さいね! (2019年3月14日 6時) (レス) id: c7e146b978 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:無野 眠莉 | 作成日時:2018年12月1日 6時

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