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番外編:専属医師生誕祭 ページ18

「………やべぇ寝た」

あの後自室に戻ったらまぁ眠くなってきて

それで寝て起きたらあと10分で7時だった

私寝る時はちゃんと楽な格好で寝るので

この寝ぼけてる頭起こしていつもの着なくてはならない

ただ恐ろしく目覚めの遅い私の脳のせいでいつもなら15分かかる

なので結構慌てた

ホラ、私そういう事は守るタイプだからさ

それでなんとか8分で出来て部屋出ようとした時


着物の襟が右前になってる事に気付いた







「はい〜完全に遅刻〜副長の雷落ちる〜」

後ろめたさから逆に吹っ切れて

即興で歌作りながら廊下をのんびり歩いて向かった

「一層の事もう部屋戻って寝ようかな〜」

「A遅いぜィ」

すると私を迎えに着たであろう隊長に会った

「もう宴始めちまうぜィ

皆お前ェを待ってっから早く行くぞ」

「待ってるて………

別に先始めててくれて良かったですよ」

「それじゃ意味ねェんだ」

隊長は私に背を向けて呟いた

「今回の主役はテメーだからな」

「………?」



この時は意味不明だったけど

会場に着いてようやく分かった

「さ、どうぞ」

「え、ハイ、どうも?」

なぜか隊長にエスコートされて襖を開けると


パンパンパンッ


おめでたそうな音と火薬の匂いがした


「………はい?」

局長がビール片手に叫んだ

「せーのっ!!」



「Aさんお誕生日おめでとうー!!」



「………ん?」

「ささっとにかく座れ主役様!」

局長と副長の間に座らされる

………えーと、つまり、

「これ………私の誕生日会?」

「おう!」

「文句も多いがテメーにゃ世話になってるからな

今日ぐれぇお前もハメ外そうぜ」

「………」

目の前には沢山のご馳走

「………あの…


だったら私自室で寝たい………」


「人の気遣い何だと思ってんだテメーは!!」


まぁ怒られるよな

というわけで私の誕生日会(という名の宴)が始まった







「………………」

会場のあいこちに酔い潰れた男共がぐーぐー寝ている

局長も隊長も、なんと副長もだ

「はぁ………人を呼び出しといてなんなんだ」

私は空になった皿を積み上げてから持って

食堂に向かおうと部屋を出た

ただ襖を開けた直前に

独り言を呟いた



「………ありがとうございました」



襖の閉まる音が響いた





ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ついにこの人も誕生日です

今回割とスムーズに書けました

この調子で過去編も頑張ります


雪岡ちゃんお誕生日おめでとうございます!

第257話→←番外編:専属医師生誕祭



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にゃんこ - 自分は昨年受験生でした!勉強はやっぱり大切だなって思いましたwまぁ受かりましたが…小説楽しく読ませて貰ってます!これからも応援してます!頑張って下さいね! (2019年3月14日 6時) (レス) id: c7e146b978 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:無野 眠莉 | 作成日時:2018年12月1日 6時

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