ろく ページ6
.
図書室には女子の先輩が2人いた。
「あっA君！」
なんで俺の名前知ってるんだろう…？
どうやら俺の困惑が相手に伝わったようで
「さっき書道部見学来てたでしょ〜？
あたし書道部部長だからさ！！君顔もいいし君入れば多分部員増えるからさ〜来てよ！書道部！」
「あぁ…部長さんでしたか…書道部、入りますよ。多分」
「ちなみに私は副部長ね！」
「どうも」
しばらく部長さんと副部長さんとお話していた。
勉強もする気なかったし良い暇つぶしになったかな。
楽しく話していると急に視界が真っ暗に＿＿
「？？」
「だ〜れだ！」
「おー君じゃない？」
「正解めう！」
パッと開けた視界に入ったのはいつもの笑顔を浮かべるおー君
「A君！ぜひ書道部に入ってね！」
そう言って部長さんが俺の手を握り握手をしようとしたところ
「よろしくお願いしま…ぐえッ」
おー君に肩を引かれて俺は一歩後退。
部長さんとは握手できない距離に
「？？？」
部長さん困ってますね…すみません俺も今困ってます。
おー君は俺の肩に顎を乗せてきて部長さん達を見ていた。
「…？」
ほんとにわからない。
「すみません。僕たちそろそろ帰るので。A行こう？」
「えっうん」
おー君は俺の手を引いて図書室を出た。
出てからしばらく歩いた後俺はハッとした
「おー君！人前ではあんまり抱きついたりしないでって言ってるでしょ！！」
俺がおー君の背中に向かって叫ぶと
おー君はピタリと歩くのをやめ、その背中に俺は衝突してしまった。
「ど、どうしたの」
「無理！！！」
「へ…？」
急に無理、なんて叫ぶから驚いて変な声が出てしまった。
「無理！！今まではAの言う通り人前でイチャイチャするの控えてたけど！やっぱり無理めう！！
俺だってAとイチャつきたい…」
そう言ってシュンと落ち込むおー君…
…俺がその顔に弱いの知っててやってるよね…？
「……ちょっとなら、いいよ」
また負けてしまった
「Aはチョロすぎて心配になるわ…」
おー君は関西弁になったり標準語で話したりめうって言ったり…いろんな喋り方するなぁといつも思う。
「てか、俺寮に帰るけど？Aも寮でしょ？？」
「あれ、そうだっけ」
まだ中学生の頃の感覚が抜けてなくてさっきまで自分の家に帰ると思ってた。
「部屋割りも来たでしょ？俺は206めう」
慌てて紙を出して見る
「俺は203だな」
離れちゃった…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 384人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
天の声 - マンちゃゃゃゃゃゃやぁぁぁんんん！！！！！嫉妬有難うございます！（＾ω＾）夢主くんも可愛い！このペア最高！これからも頑張ってください！更新されるたびにこの変態が発狂するゾイ (2019年1月22日 20時) (
レス) id: b4078055ec (このIDを非表示/違反報告)
やすべ(プロフ) - 紺狐(ユウ)さん» うぁぁぁありがとうございます！更新遅くて申し訳ないです…ヒィヒィ……コメントとても力になります…嬉しいですありがとうございますこれからも妄想垂れ流します (2018年10月11日 23時) (レス) id: d4cb1582f6 (このIDを非表示/違反報告)
紺狐(ユウ) - 面白かったです!マンちゃん嫉妬してんのめっちゃ可愛い!更新頑張ってください!(スライディング(?)) (2018年9月23日 21時) (レス) id: 6446cf17af (このIDを非表示/違反報告)
やすべ(プロフ) - びくさん» ありがとうございます！嬉しいです…ヒィヒィ (2018年7月29日 23時) (レス) id: d4cb1582f6 (このIDを非表示/違反報告)
びく(プロフ) - 可愛い…夢主もオスマン先生もかわいい…(語彙力) (2018年7月29日 19時) (レス) id: aa3e277ccb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：やすべ | 作成日時：2018年5月14日 20時
