全部盗んで、怪盗さん【2j3j】

#全部夏バテのせい ページ23

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最近暑すぎて死にそう


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『こんにちは！』

風「いらっしゃい、今日も暑いね〜」

『そうですね、体育嫌になる』

風「んははww若いんだからさ〜、16？17？」

『16です』

風「うへ、4歳差。怖い怖い」




いつも通り、放課後カフェに来て風楽さんと雑談をして。そんなルーティンが好きで自然と笑顔になる。でもやっぱり目的の人はいない。渡会さんは？と聞くと風楽さんは眉を下げた。





風「ねーA、アイツどーにかしてくんない？」

『何かあったんですか？』

風「うーん……そーゆーのじゃないけど……」





そこの裏の部屋にいると思うから、と風楽さんが指をさしたのは“stuff room”と書かれた部屋。入っていいのかよく分かんないけど、オーナーの許可があればいいか。少し不安になりながらもドアを開けた。





渡「え、Aちゃん？」

『…渡会さん…仕事しないと、怒られますよ』

渡「ん、あ…そ、そうだよな！ごめん、夏バテっぽくて」





部屋の中には渡会さんしかいなくて、渡会さんは椅子の上で体操座りしてた。ほんとに夏バテぽくて、顔から耳まで真っ赤。体調悪いのに働いて大丈夫なのか。

少しふらついて立ち上がって、わざとらしく暑いなーとか言いながらstuff roomを出ていく。私も後を追った。




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風「ひばの馬鹿、顔に出すぎ」

渡「……いや、ほんとに無理……可愛すぎる」



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