音楽少年は…。2【ナカノヒトゲノム】［男主］

GAME 08 POISONER 18 ページ48

not side-in 男子トイレ-

路々森「ひょっとしてキミ、マンイーターの司令塔かなにかかな？」

入出「あの…ユズ先輩。俺、入出ですよ。
入出アカツキ…」

路々森「ふっ…ふふっあはははははは！！

あー……オイ。舐めるなよ。ボクは生涯あっきーを観察すると決めているんだ。」

その瞳は、とても冷たい。

路々森「“好意”と“恨み”と“好奇心”でね。
ポッと出のキミが彼を語るな、おこがましいんだよ。」

右手にアンプルを持ち、針をアカツキへと向ける。

ﾋﾟﾀ

路々森「…仮にね。
ボクは、君が本物のあっきーでもいいのさ。ずっと、捌いてみたかったんだよ。」

優しく、頬を赤らめながら入出を抱きしめる。

路々森「君のこと、大好きだからね。
外側も内側も…」

アンプルの針先を首に当てる。
入出は、抵抗すらしない。

路々森「全部、コンプリートしたいィ……」

路々森の黄色に瞳が鮮やかに輝く。

路々森「…でもさ、大切な友人にそんなことお願いできないだろ。
なあ、キミは本当に何者なんだい？」

ｸﾞｸﾞｯ

アカツキの首を、左手に強く絞める

路々森「おかげで、ボクの研究がさ。
いっこうに終わらな…」

一瞬、躊躇したように、その顔が歪んだが。
次の瞬間には、先程までの表情に戻り、

ﾄﾞｽｯ

アンプルを頭に突き刺した。

ｼｭｳｳｳｳ……

枯れ始めて、マンイーターの姿へと戻り
その枝には“03染色体”

ﾊﾟｷ ﾊﾟｷﾝ

ｽﾞﾙ…

路々森「……あそこで笑うのは反則にゃ。
少しだけ、迷ったじゃないか……」

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