肆拾弐 . ページ45
Aside____
『この子は...?』
声が震えてしまった。
吹っ切れたつもりでいたが、
身体はまだ覚えていた。
5歳の記憶をーーーーーーー
森「あ、この子はね、エリスちゃんって言うんだよ。
歳は離れてるけど同じ女の子だし、仲良くしてあげてね。」
『あ、う、うん....』
どうしよう、なに、この気持ちは...
エ「リンタロウ?この人誰?」
....!!!
森「この人はA。エリスちゃんよりずっとお姉さんだから、ちゃんと言う事聞くんだよ。」
【リンタロウ】
今まで私しか呼ばなかった名前。
森鴎外の本名。
それを平然と呼ぶ少女。
エ「へぇ〜。よろしくね。A...ちゃん?
...それよりリンタロウ、アイス食べたい」
森「えぇっ!?アイス!?参ったなぁ...買ってこないと...」
『...私、行ってくるよ。何味がいい?』
仕方ない。これも運命。
仲良くしなきゃ。【エリスちゃん】と。
エ「ん〜チョコ!」
『わかったよ。待っててね。』
森「ごめんねA。ありがとう。」
...私はその場から離れたかっただけなのかもしれない。
部屋の外へ出てドアを閉めると、
中からは久しく聞いていなかったリンタロウの楽しそうな声。
...そっか。
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綾ゞ(プロフ) - ルキさん» ありがとうございます!頑張ります!! (2017年1月17日 20時) (レス) id: 8f100aa22d (このIDを非表示/違反報告)
ルキ(プロフ) - 続き、頑張れ!面白いのですよ! (2017年1月17日 19時) (レス) id: 19e79936d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:綾ゞ | 作成日時:2017年1月12日 20時