猫が37匹 ページ43
Noside
谷崎は、異能力の細雪を使い奥の方にナオミと敦を避難させた。
谷｢Aちゃんの援護してくる。敦君、ナオミの事、よろしく頼むよ。
このまま二人で探偵社に戻って報告してきてくれ。｣
ナ｢...分かりましたわ。お兄様も気をつけて。｣
谷｢うん。｣
敦｢...ナオミちゃん、｣
ナ｢はい？何でしょう？｣
敦｢先に探偵社に戻っててもらってもいい？｣
ナ｢良いですけど、｣
敦｢ありがとう。僕も少しはAちゃん...探偵社の力になりたいから僕も援護してくるよ｣
ナ｢...分かりましたわ。私、急いで報告してきますわ。
お二人共、気をつけてくださいね。｣
二人｢うん。｣
敦と谷崎はAの元に援護へ、ナオミは急いで探偵社に向かった。
二人が戻ってみると...
Aは、ぐったりとしていた。
腕などを少し撃たれていて血が出ている。
谷｢Aちゃん、Aちゃん｣
谷崎達が来た瞬間、ニコッと微笑んでから意識を手放したA。
Aはそのまま地面に崩れていく。
谷崎は激しく動揺する。
谷｢出血が酷い...ど、どうしよう...そうだ！止血帯!!敦君！止血帯持ってない？
いや、まず傷口を洗って...ああ違う！
与謝野先生に診せなきゃ...｣
その隙に慣れた手つきで弾倉を交換する樋口。
谷｢い、医務室まで運ばないと！敦君！足持って!!｣
いつのまにか谷崎のすぐ背後に樋口が立っている。
そして、銃口が谷崎の後頭部に押し付けられていた。
樋｢あなたが戦闘要員ではないことは調査済みです。
健気な姫君の後を追っていただきましょうか？｣
ゆっくりと振り向き、樋口を睨む谷崎。
その目のこれまでにない気迫に樋口は一瞬、竦む。
谷｢ああ？チンピラごときが...｣
谷崎はAの体を抱き上げる。
谷｢よくもAを傷つけたね!!
異能力、細雪！｣
その瞬間、周囲に雪が舞い始める。
樋｢この季節に雪？｣
谷｢敦君、奥に下がっているんだ｣
敦｢え...？｣
谷｢こいつはボクが...殺す！｣
樋｢くっ｣
樋口は谷崎に向かって再び機関銃を撃つ。
だがその銃弾は＿＿＿谷崎の体を『通過』し、谷崎の体は薄く透明化し、ついには消えてしまう。
樋｢何!?｣
谷｢ボクの『細雪』は、雪の降る空間すべてをスクリーンに変える｣
樋｢何だと？｣
と谷崎の姿を求めて、銃口を振り回す。
谷｢ボクの姿の上に背後の背景を上書きした...
もうお前にボクの姿は見えない！｣
樋｢姿は見えなくとも、弾は当たる！｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 80人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
りだ兄(プロフ) - しあさん» まじか...母さん、お疲れ様。僕も多分そろそろまみーにやられるぜ (2019年10月12日 20時) (
レス) id: b7a49e66ce (このIDを非表示/違反報告)
しあ(プロフ) - りだ兄さん» 頑張れ兄さん！うちはもう明日からスマホが.....（詳しくはうちの小説に書いてあるけど） (2019年10月12日 16時) (レス) id: 6cec9b6887 (このIDを非表示/違反報告)
りだ兄(プロフ) - なかなか更新出来なくてすいません。受験勉強あってスマホ使える時間が全然ないんです。←言い訳にしかなってない。更新遅くなりますけど見て貰えたら嬉しいです。僕、頑張ります！この夢小説のためにも！読者の皆様のためにも！ (2019年10月12日 16時) (レス) id: b7a49e66ce (このIDを非表示/違反報告)
りだ兄(プロフ) - しあさん» うい (2019年9月25日 0時) (レス) id: b7a49e66ce (このIDを非表示/違反報告)
しあ(プロフ) - りだ兄さん» あっ...お疲れ (2019年9月24日 21時) (レス) id: 6cec9b6887 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：りだ兄 | 作成日時：2019年8月30日 0時
