猫が22匹 ページ24
Noside
国「っだぁー!!」
と太宰を蹴り飛ばす国木田。
太「ぐはっ!」
国「貴様ぁー!!人を愚弄するのもいい加減にせんかー!」
爆「___お前もなぁ!」
国「!」
二人が争っている隙を狙って爆弾魔は国木田の手にある起爆スイッチを奪い返す。
さっきまで気絶していたのにもう、起きたらしい爆弾魔。
国「しまった!」
太「ああ!」
爆「莫迦にしやがって!ほんっと...異能力者って奴は、何処か心が歪だ...」
そう云って、爆弾魔はスイッチをオンにしてしまう。
傍らの爆弾が反応し、そのタイマーに
『00:30:00』の時刻がデジタル表示され、1秒ずつ数字を刻んでいく。
敦「後、30秒で爆発!?」
国「小僧!」
爆「させるか!!」
爆弾のそばにいる敦に駆け寄る国木田を爆弾魔が抑える。
敦「国木田さん!」
敦side
「(...どうする......そうだ!)」
先刻、太宰さんの云っていた言葉を思い出す。
爆弾に『何かを覆い被せば』___
なにか被せるもの...!
何か!何かないか!!
僕は辺りを見回していると、人質の女の子と目が合った。
ナ「!」
敦「!」
次の瞬間、僕は女の子を爆弾から遠ざけるように突き飛ばした。
ちょうどそこにいたAが女の子を受け止めてくれた。
Aは女の子を受け止めた後、ちょっとふらついて後ろに倒れそうになったが太宰さんが支えてくれていたので助かった。
太「Aちゃん、大丈夫?...敦君!___な...!」
国「!」
見れば__僕は、自分の体で爆弾に抱きつき、覆っていた。
敦「あれ...僕は何をやってるんだ...?」
太「莫迦!」
国「小僧!」
敦「くっ__!」
Noside
爆弾のデジタル表示が、ついに0にある。
目をきつく閉じて、爆弾に抱きついたままの敦。
そして___
___なにもおこらない。爆弾は爆弾しない。
やがてきつく閉じた目を、そっと開いていく敦。
敦side
敦「...?」
国「__やれやれ」
敦「?」
国「莫迦とは思っていたが、これ程とは」
敦「...え?」
太「彼には自〇嗜癖の才能があるよ。そうは思わないかい、谷崎君?」
谷「ご免ねー、大丈夫だった?」
敦「...え!?」
何なになに?どういう事??
ナ「あぁーん、お兄様!」
と先程まで床で怯えていた人質の女の子が、いきなり爆弾魔の男に抱きつく。
谷「おごっ!」
ナ「大丈夫でしたかぁー?」
敦「...えええーー...?」
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りだ兄(プロフ) - しあさん» まじか...母さん、お疲れ様。僕も多分そろそろまみーにやられるぜ (2019年10月12日 20時) (レス) id: b7a49e66ce (このIDを非表示/違反報告)
しあ(プロフ) - りだ兄さん» 頑張れ兄さん!うちはもう明日からスマホが.....(詳しくはうちの小説に書いてあるけど) (2019年10月12日 16時) (レス) id: 6cec9b6887 (このIDを非表示/違反報告)
りだ兄(プロフ) - なかなか更新出来なくてすいません。受験勉強あってスマホ使える時間が全然ないんです。←言い訳にしかなってない。更新遅くなりますけど見て貰えたら嬉しいです。僕、頑張ります!この夢小説のためにも!読者の皆様のためにも! (2019年10月12日 16時) (レス) id: b7a49e66ce (このIDを非表示/違反報告)
りだ兄(プロフ) - しあさん» うい (2019年9月25日 0時) (レス) id: b7a49e66ce (このIDを非表示/違反報告)
しあ(プロフ) - りだ兄さん» あっ...お疲れ (2019年9月24日 21時) (レス) id: 6cec9b6887 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りだ兄 | 作成日時:2019年8月30日 0時