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恥ずかしがり屋のプロポーズ ページ48

2 side

Aの大好きな季節が終わった。

毎年11月頃になると分かりやすくテンションが上がるAを見れるから、俺もクリスマスが好きになった。

いつか結婚しようって言ったのが去年のクリスマスだったな。




だから、俺にとっては今日の方が大事。

奇跡的に今日はオフだから、もうそういう運命なんだと思う。

Aと出会って3年。

たった3年なのに、いろいろありすぎ。

仕事一筋だったはずの俺が、仕事以外のことで悩んだ3年間だった。

だけど、それが楽しくて幸せな3年間でもあった。

そう思えてるくらいだから、これから先の何十年もきっと楽しいんだろうなって自然と考えてる。

、、Aも同じだといいけど。







あ「ただいま〜。なんかいい匂いがする!!」

2「おかえり。こっち来て。」

あ「え?うん。」

大丈夫だろうとは思ってても、緊張する。

いつものソファにいつもの位置で並んで座ってるのに、なぜかいつもより近い。



2「ご飯の前に話があるんだけど、いい?」

あ「うん。」

一瞬Aの顔が強張った気がした。

2「まず、誕生日おめでとう。こんなにちゃんと祝えるの初めてだから結構テンション上がってるんだけど、伝わってる?」

あ「全く。」

2「なんでだよ(笑)」

あ「だってさっき顔こわかった!」

2「そう?じゃあもっとビビらせてあげる(笑)」

あ「え、何!やだ!ごめんなさい!!」

なんで謝ってんの(笑)

2「生まれて来てくれてありがとう。」

あ「、、、、、へ?」

2「俺と出会ってくれてありがとう。」

あ「、、、」

2「俺を好きになってくれてありがとう。」

あ「ちょ、まっ...

2「俺をずっと支えてくれてありがとう。」

もう言い返すのを諦めたみたいで、ジッと見つめてくる。

2「それから、、俺と、結婚してください。」

あ「っ!!」

言葉になってないけど、口を抑えて目をキラキラさせてるAに、もう嬉しくなる。


2「この前はごめん。」

2「Aと離れた時反省したつもりだったのに、またAに甘えてた。」

2「結婚して、夫婦っていう関係になって、今よりもっと近くにいて、」

2「俺にとってはどんどんハードルが上がるけど、ちゃんと、好きって気持ちは言葉にするから。」

2「もうAが、我慢しなくていいように、悲しまないように、俺をもっと好きになってもらえるように頑張るから。」

2「だから、俺とずっと一緒にいてください。」

「好き」は言葉で (終)→←君だから



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設定タグ:キスマイ , 二階堂高嗣   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:ちーず | 作成日時:2018年3月6日 13時

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