さよならです ページ46
Aside
“たとえ私と彼の気持ちの差が大きくてもいいの”
“彼といられることが幸せ”
明里さんの想い1つ1つが私と違って、かっこいいなって思うのと同時に羨ましくなった。
“もし別れるとしたら、彼が私に愛想を尽かしたときかな”
って、最後にボソッと言ってる明里さんは珍しく少し寂しそうだったけど、そんなこと絶対ないんだろうなってなぜか確信できた。
だって、自分のことこんなにも想ってくれる彼女だよ?
愛想なんて尽かすはずないよ。
でも私も、別れるなら絶対二階堂くんからだと思ってたのに。
まさか自分から手放すなんて、、
あ「ありがとうございました、こんな遅くまで、、」
明「いいのいいの!私もベラベラ喋っちゃったし!!」
あ「明里さんに惚れ直しました(笑)」
明「何言ってんのよ(笑)じゃあまた明日!話ならいつでも聞くからね〜。」
いつもの笑顔で手を振る明里さんが見えなくなるまで立ち尽くしていた。
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あ「よし!」
ちょうど日付が変わった午前0時。
お風呂入って、歯を磨いて、後は寝るだけなんだけど、、
どうしても今日のこの気持ちのままやっておきたかった。
キスマイのCDやDVD、グッズを全部、、、
ダンボールにまとめて見えない所へ!!
さすがに、捨てたり売ったりはまだ出来ないけど。
明里さんと話してみて、結構スッキリしたみたい。
早く忘れて、終わらせて、次に進みたいって思えたの。
あ「どんだけ貢いでんの、、」
1時間かかってやっと終わったんだけど、
さすがに何年もハマってただけあって、目の前にはダンボールが7箱も。
どれも上が閉まらなくて結局中が丸見え。
あ「ありがとうございました!!」
一応お礼を言って、押入れの1番高い所に。
あ「ふぅ。寝よう。」
ベッドに入って目を閉じると、何故か二階堂くんの色々な表情が映された。
二階堂くん。ありがとう。
キスマイに出逢って、二階堂くんに出逢って、
たくさん幸せをもらいました。
たくさん笑って、たくさん泣きました。
一瞬でもあなたと付き合えたことは、一生の思い出です。
忘れるのは大変かもしれないし、もしかしたら忘れられないかもしれない。
だけど、もし次会えた時は、
笑顔でありがとうって言いたいです。
そうなれるまで、しばらくお別れです。
死ぬのかよって突っ込みたくなるような文を頭で述べて、眠りについた。
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作者名:ちーず | 作成日時:2017年10月16日 19時