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彼女の特権 ページ35

Aside

2月のバレンタインを彼と過ごし、

3月には初めて彼の家にお邪魔して、

4月は彼が忙しくて会えなかった。

多くても月に3回。会いたいと願って、次はあるのかと不安になりながら離れる。

彼の出てる番組があれば、SNSでファンの反応をみる。

あの風邪をうつした時から、反射的にそうするようになった。

私と会って、彼に何か変化があったら、、

こわくて、みたくないのに、調べてる。

そうやって、気づけば5月。

あ「感謝します!!!」

芽「私ジャニーズのライブとか初めて!失言でもしたら殺されちゃう!!」

紗「そうだよね〜、行くのはいいけど、命懸けよね。」

アルバム発売が決まり、必然的にライブもあるだろうと2人を呼んだ。


なんともジャニオタに極端な偏見を持ってる2人をライブに誘うのは心配。

だけど、ずっと一緒に行ってた子は地元にいるし、、

オタクをひた隠しにしてる今、この2人に頼るしかない。

まず当選しなきゃなんだけどね!!!!!!





それにしても、アルバムなんて全く知らなかった。

いつから準備してたんだろう?

私が会いたいと言えば、少しの時間でも家に来てくれて、

電話も、出れなくても必ず折り返してくれた。

4月に会えなかったのも今思えばアルバムの準備で大変だったんだ。

なんか私の存在って、、邪魔、なのかな。

今になって、行動がすべて私からだったことを思い出した。



無理させてたのかなあ、、


って心配する反面、

早く聞きたかったなって、他のファンの子と同じタイミングで知ったことに少し残念に思ったの。

相変わらず、醜い心。

アイドルとしてじゃなくて、1人の男性として好きだって思ったはずなのに、

彼の職業を利用して、アイドルの彼女の“特典”を得ようとしてる。

いつになったら、こういう考え無くなるのかな。

、、たぶん、無くならない。

私はずっとこのままで、何かしらの優越感を欲しがる。


彼はこんな私の考えを知ったらどう思うだろう。

きっと、軽蔑する。してほしい。

嫌なやつだなって、突き放してほしい。











あ「はぁぁ、、」

単純に好きって気持ちだけじゃだめなら、

私にはレベルが高すぎる。

そもそも恋愛経験の少なすぎる私が有名人と付き合うことが、間違ってるんだよなあ。






最近はこんなことしか考えられなくて、彼からの着信にさえ気づかないまま、眠りについた。

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設定タグ:キスマイ , 二階堂高嗣   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:ちーず | 作成日時:2017年10月16日 19時

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