昨日の記憶 ページ18
Aside
♪ 〜
あ「ん〜、、」
嫌ってほどなり続けるアラームを止めて、リビングに向かう。
あ「いてて。」
昨日の飲み過ぎで頭がガンガンする。
あ「いた〜、、、えっ!!?」
、、、、、、
あ「あっ!!!!!」
頭の中で、まるで動画が巻き戻されてるみたいに昨日の映像が浮かんだ。
そうだった、昨日はたしか二階堂くんが突然家に来て、一緒に呑んで、それから、、、
あ「それから、、?」
頭の中の映像は、私の送った動画を思い出し、1人笑っている二階堂くんの姿で止まっていた。
もしかして、いや、もしかしなくても、この寝顔天使くんが、、私を、、、し、寝室まで運んでくれたのだろうか、、
あ「うわぁぁぁ、、」
何てことしちゃったの、、!!!
寝顔をみられ、重い体を運ばせ、この寒い中こたつで寝かせてしまった、、
こんなことってありますか、、
このすやすやと眠る天使を起こす訳にもいかず、布団をかけて、昨日のまま散らかっていたワインやグラスを片付けた。
あ「まだ寝てるか、、」
そうだよね、まだ6時半だもんね。
二階堂くん、今日はお仕事ないのかな、やっぱり起こした方がいい?
あ「あれ?」
そういえば、なんで二階堂くんはここにいるんだろう?
私が寝てしまったのに、わざわざ残ってくれてる理由ってなに?
何か重要なことでもあるのかな。
2「おい」
あ「うわぁ!びっくりした、、」
あ「あ、おはようございます!」
2「、、はよ」
あ「うっ、、、、」
2「あ?」
あ「何でも、ないです、、」
ただ、心が撃たれてしまっただけなんですあなたの可愛さに、、
寝ぼけた目で聞こえるか聞こえないかの小ささの「はよ」、、
これがクリスマスプレゼントなんですね、ありがとうサンタさん!!!!!
2「気分、悪いの?」
未だに口に手を当てて下を向いてる私に、静かに声をかける二階堂くん。
あ「あ、いや、全然!ちょっと、」
ニヤけるのを我慢してただけなんです、って言えるはずもなくて、、
2「?」
あ「ほんとになんでもないです!それより、こたつ、寒くなかったですか?風邪ひいてませんか?」
2「あー、全然。、、あのさ、」
2「昨日のこと覚えてる?」
あ「え、、っと、、」
何も覚えてないけど、なんかそれって失礼な気がして、慌てて二階堂くんから目をそらす。
それでもずっと目の前からの視線は感じられて、冷や汗がにじんだ。
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作者名:ちーず | 作成日時:2017年10月16日 19時